Elie Inoue
Fashion Journalist
パリ在住ジャーナリスト。平成元年大阪生まれ。武庫川女子大学を卒業後、ニューヨークに渡りライターとして研鑽を積む。2016年からパリに拠点を移し、欧州のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ライフスタイルの執筆を手掛ける。日本のモード誌のほか、イギリス、中国、ウクライナの媒体にも英語で寄稿中。

熟練と対話が紡ぐ服づくりの現場。「セリーヌ」のアトリエを訪ねて
パリ中心部、歴史的建築物の中に構える「セリーヌ」のアトリエ。約10年ぶりに公開されたこの場所を訪れると、熟練の職人たちの手仕事と綿密な対話を経て、一着の服がかたちを得ていく現場が広がっていた。

おしゃれパリジェンヌのクオリティ・オブ・ライフ vol.43

「メゾン マルジェラ」新章の幕開け。遺産を呼び覚まし革新の一歩へ
2025年7月9日(水)に「メゾン マルジェラ」が2025年秋冬“アーティザナル”コレクションを発表した。グレン・マーティンスが手掛けるデビューショー。歴史的な舞台で、ブランドの記憶と未来が交差する鮮烈な第一歩となった。

光と雨に包まれて。「アミ パリス」が魅せたパリの詩情あふれるランウェイショー
現地時間2025年6月25日(水)に、「アミ パリス」が2026年春夏コレクションを発表した。自由と多様性を象徴する広場を舞台に、都会のエネルギーとエレガンスを融合させたショーを開催。突然の雨もまた、ブランドをたたえるドラマチックな演出に。

2025年秋冬はこのデザイナーに注目。次世代を担う、若手ブランド4
若手デザイナーの躍進が止まらない2025-26年秋冬シーズン。世界が注目する4つのブランドをプロファイル。『エル・ジャポン』8月号より。

デムナによる最後の「バレンシアガ」。“ラグジュアリー・ストリート”の美学が結実した最終章
現地時間2025年7月9日(水)に、「バレンシアガ」は2025-26年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。クリエイティブ ディレクターとして10年にわたりメゾンを率いたデムナの集大成。メゾンの名のもとに刻んだ10年間の旅路は、確かな余韻とともに幕を閉じた。

日本上陸が待ちきれない! 海外ファッショニスタのお気に入り「マッシモ ドゥッティ」に要注目

新生「セリーヌ」が好発進。新たな"黄金期"を予期させる鮮烈デビュー
現地時間2025年7月6日(日)に、「セリーヌ」が2026年スプリングコレクションを発表した。マイケル・ライダー率いる新章の幕開け。洗練されたエフォートレスなムードと共に、今を生きる女性たちのライフスタイルに寄り添うワードローブで好スタートを切った。
新たな“ダンディズム”の旅へ。インドの伝統と現代性が織りなす「ルイ・ヴィトン」2026年春夏メンズ・コレクション
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2026年春夏メンズ・コレクションを現地時間2025年6月24日にパリで発表した。今季ファレル・ウィリアムスが描いたのは、インドの文化と現代的な感性が融合する、新たなダンディズムの世界。

「ピアジェ」が新作ハイジュエリーをバルセロナで発表! ”シェイプ”が奏でるエレガンスの進化
2025年6月17日(火)、スイスの名門マニュファクチュールでありジュエラー「ピアジェ」が、新作ハイジュエリーコレクションとアーカイブピースを披露する展覧会をスペイン・バルセロナで開催した。メゾンのアイデンティティとクラフツマンシップの粋を凝縮した本コレクションを、現地からリポート!

フランス流 Y2Kコーデとは? 今どきパリジェンヌの定番スタイルを拝見

日本人作家が栄冠!「ロエベ財団 クラフトプライズ2025」授賞式をリポート
「ロエベ財団 クラフトプライズ2025」の授賞式が、スペイン・マドリードで現地時間2025年5月29日に開催された。手仕事と芸術性が響き合うこの舞台で、縄文時代の技法を作品に息づかせる彫刻家・青木邦眞が大賞に輝いた。

【ジュエリーのMY流儀】パリジェンヌに学ぶ、“個性を語る”ジュエリーコーデ
【パリ編】家族との絆や思い出を宿したジュエリーを重ねて完成させる、唯一無二のスタイルとは?

おしゃれパリジェンヌのクオリティ・オブ・ライフ vol.42

”再生”を支えるリアルな女性像とブランドの核。2025-26年秋冬パリ・ファッションウィーク
激動のファッション界の幕開けともいえるシーズンとなった2025-26年秋冬パリコレクション。注目ブランドとともに今季のムードをリポート。

デンマーク発「レインズ」の新本社を訪問! レインウエアのモードな最新スタイルに注目

現代的なワードローブに溶け込む伝統と革新。2025-26年秋冬ミラノ・ファッションウィーク【後編】
2025-26年秋冬シーズンのミラノ・ファッションウィーク・リポートの後編でお届けするのは、イタリアの美学を語る3ブランド。伝統をたたえつつ、現代的なスタイルへと昇華させた、夢のようなワードローブが出そろった。

“フェミニニティ”を添えて、ロマンチックに彩る日常を。2025-26年秋冬ミラノ・ファッションウィーク【前編】
現地時間2025年2月25日(火)〜3月3日(月)に、2025-26年秋冬シーズンのミラノ・ファッションウィークが開催された。キーワードに浮かび上がるのは、現代にふさわしい“フェミニニティ”。新たな女性像を提示した4ブランドのショーを現地からリポート。

過渡期を迎えるロンドン・ファッションウィーク。英中堅デザイナーと東京発「トーガ」が大躍進!
現地時間2025年2月20日(木)〜24日(月)に開催された、2025-26年秋冬シーズンのロンドン・ファッションウィーク。常連ブランド不在で奮闘した中堅ブランドや、話題となった「トーガ」など、現地のリアルなムードをリポート。

受け継いだ宝物が詰まった、ヴィンテージ通パリジェンヌのクローゼットを拝見!

パリジェンヌはシャツが好き♡ 永遠の定番シャツ・選び方・コーデを聞き込み調査
似合うデザイン、素材、シルエットを見極め、一生ものとして大切に着ている、パリジェンヌの“シャツ意識”とは?
「ヴァレンティノ」、多様性が絡み合うマキシマリストの精神
現地時間2025年3月9日(日)に、「ヴァレンティノ」は2025-26年秋冬コレクションを発表した。会場セットのインスピレーションは、相反する要素が共存する場所である公衆トイレ。アーカイブを現代的に昇華させ、秘密めいた魅力を備えてメゾンを新たな方向へと導く。

【ワードローブの3ルール】北欧のミニマリズムに影響を受けたパリジェンヌスタイル
【パリ編】コーディネートに使うのは3色まで。メンズウエアも取り入れた洗練スタイルを深堀り。

【ワードローブの3ルール】パリジェンヌに学ぶ、アイウエアが主役のモダンクローゼット
【パリ編】圧巻のアイウエアコレクション! 個性派小物をさらりと取り入れるセンスを盗もう。

「グッチ」のアーカイブ収蔵拠点へ! 未来へと継承される“フローラ”スカーフの歴史を探訪

おしゃれパリジェンヌのクオリティ・オブ・ライフ vol.41

ピュアな創造性を追求する「サンローラン」。ボリュームと色彩のスペクタクル
現地時間2025年3月11日(火)に、「サンローラン」が2025年冬コレクションを発表した。90年代オートクチュールを現代化させ、豊かな色彩とシルエットにフォーカス。メゾンの神髄を精査して、大胆で力強く、自信と活気に満ちた女性像を改めて定義した。

現代女性を鼓舞する「ミュウミュウ」。典型的な“女性らしさ”をシックにアップデート
現地時間2025年3月11日(火)に、「ミュウミュウ」は2025-26年秋冬コレクションをパリで発表した。“フェミニニティ”をキーワードに、日常に寄り添うワードローブを提案。困難な時代において、女性であることの意味を問いかける。

新生「ジバンシィ」が鮮烈デビュー。クチュールメゾンの伝統が現代に返り咲く
現地時間2025年3月7日(金)に、「ジバンシィ」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。サラ・バートンによる新章は、永い眠りから覚めた創業者の遺産が出発点に。類まれなる職人技術が息づく、シルエットに焦点を当てたコレクションは業界内で称賛の嵐。

デザインコードが戯れる「シャネル」。自由の象徴“リボン”が過去と未来を結びつける
現地時間2025年3月11日(火)に、「シャネル」は2025/26年秋冬 プレタポルテ コレクションをパリで発表した。リボン、ツイード、モノクロパレット――メゾンの象徴的なデザインコードを思い起こさせるコレクションが、揺るぎない基盤であるクリエイション スタジオの才能を高らかに示した。

「エルメス」が打ち出す強くしなやかな女性像。優雅なエレガンスの新境地を切り拓く
2025年3月8日(土)に、「エルメス」が2025-26年秋冬コレクションを発表した。国際女性デーに披露されたのは、女性による、女性に自信を与えるワードローブ。真の“女性らしい強さ”を、実用性と乗馬の美学を宿したコレクションで示した。

「フェンディ」創業100周年の幕開け。“インフィニティ”をテーマに未来へと前進する
2025年2月26日(水)に、「フェンディ」がミラノで2025−26年秋冬コレクションを発表した。創業100周年を記念して、家族、現在、そして個人的な思い出に目を向けた。盛大なショーで示されたのは、未来へと永遠に続く家族のストーリー。