マニキュア
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メイクをするとき、人は無意識にいくつものクセを繰り返す。たとえばマスカラを塗りながら口を開ける、アイライナーを引くときに片目をつぶる。いずれもおなじみの仕草で害はない。ところが「マニキュアを塗る前にボトルを振る」だけは別。実は、この習慣こそがカラーを早く剥がれさせる原因になるのだとか。

マニキュアボトルをシェイクしてはいけない理由

ボトルを激しく振ると、内部の液体に無数の小さな気泡が混ざり込む。そのまま爪に塗布すると気泡が表面に凹凸をつくり、カラーが均一に密着しないといわれている。その結果、乾いたあとにひび割れや欠けが起こりやすく、せっかくのネイルが短時間で台無しになってしまうというわけだ。

では、塗布前にはどうすればよいのだろうか。正しいアクションは「手のひらでボトルをやさしく転がす」こと。こうすることで顔料が均一に混ざり、気泡をほとんど発生させずになめらかなテクスチャーを保てるそう!

マニキュア
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マニキュアのもちを左右する3つのアクション

マニキュアが数日ともたずに欠けてしまうのは、実は3つのちょっとした習慣が原因かもしれない。まず見直したいのがベースコートとトップコートを省くこと。ベースコートはカラーを爪に密着させ、トップコートは仕上げた色の層を外側から包んで衝撃や摩擦から守る役割がある。どちらかを抜いてしまうと色の層がむき出しになり、わずかな刺激や摩擦でもはがれやすくなってしまう。

次に注意したいのが、一度に厚塗りし過ぎること。厚い層は乾きが遅く、その間に気泡や刷毛の跡が入り込みやすくなる。表面だけが先に乾くと内側は柔らかいまま残り、数時間のうちに端から欠ける原因になってしまうのだとか。

マニキュア
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最後に、避けたいのは塗布直後に冷水に手を浸す“速乾テクニック”。爪はスポンジのように水を吸ってふくらみ、乾くと縮む性質がある。硬化前に水分を含ませると爪とマニキュアとの間にズレが生じ、乾く過程でヒビ割れや浮きが起きやすくなるため逆効果。塗り終えたら、まずは触れずに自然乾燥させるほうが、仕上がりのツヤももちも断然アップする。

ほんのひと手間で仕上がりのツヤともちが大きく変わるので、次のセルフネイルから早速試してみて!

Realization : Elisa Casson、Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

出典:ELLE.fr