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メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)

王室時代、スタッフに対するいじめを告発されたメーガン妃。被害にあった元王室スタッフたちの心の傷は大きく深いものだったよう。王室専門家のヴァレンタイン・ロウが明らかにした。

ロウは2008年から2023年まで雑誌アメリカ版『タイム』の王室レポーターを務めた大ベテラン。2022年に元王室スタッフたちの証言をもとにした著作『Courtiers: The Hidden Power Behind the Crown(原題)』を出版したが、その中には妃のいじめに関するコメントも取り上げられている。取材が行われたのは2021年。王子と妃が王室を離脱してからすでに2年が経過していたが、ロウによるとまだスタッフたちは「非常に傷つきやすい状態にあった」という。アメリカのロイヤルコメンテーター、キンゼイ・スコフィールドのYouTubeの番組で語った。

理由は妃の仕返しに怯えていたから。ロウ曰く「スタッフたちは、復讐に関する妃の能力を無限大だと見ていた」。さらに「彼らはメーガンからどんな仕打ちを受けるかとても心配していた」「スタッフたちはすでに王室の仕事を辞めていたが、当時の出来事が原因で心理的に傷つきやすい状態が続いていた」とコメント、妃がアメリカからでも復讐してくるのではないかとスタッフたちが考えていたことを明かした。

the duke and duchess of sussex visit johannesburg day two
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ヘンリー王子(Prince Henry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)

ちなみに妃のいじめ疑惑は2021年、かの有名なオプラ・ウィンフリーによる王子と妃のインタビューが放送される直前に世間に明らかにされたが、暴露したのもこのロウである。今回のYouTubeでロウは暴露する前に王子と妃の弁護士から「非常に攻撃的な」抗議の手紙が送られてきたことを明かし、それでもインタビューの前に疑惑を暴く必要があったと当時を振り返っている。「もしこの話がインタビュー後に公表されていれば、妃に対する負け惜しみにしか見えなかっただろう。騒ぎの中に埋もれてしまったはずだ。メーガンは被害者で、英雄的な人物として世間の目に映っただろう」。王子と妃はいじめ疑惑を一貫して否定、新たな報道が出ると抗議のコメントを発表している。今回のロウの発言に反応を示すのか、注目が集まっている。