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ヘンリー王子(Prince Henry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)

2020年にNetflixと大型契約を結んだメーガン妃とヘンリー王子。9月に契約期間が終わりを迎える。契約金は1億ドル(約148億円)とも報じられていたが、2人の作ったコンテンツは数えるほど。3月に配信が始まった妃の番組「ウィズ・ラブ、メーガン」も話題になったものの視聴率は奮わない。Netflix側が契約を更新するのか、それとも2人をクビにするのかが注目を集めていたが、今後もパートナーシップを今後も継続することが明らかになった。メーガン妃とNetflixがコメントを発表した。

妃は「私たちはNetflixとのパートナーシップを拡大し、ブランド『アズ・エヴァー』を含め共同作業をさらに広げていくことを誇りに思う」とコメント。「私と夫は、私たちやアーチウェル・プロダクションのチームと密接に協力し、ジャンルを超えて世界中に共鳴する意味のあるコンテンツを作り出し、私たちと共有するビジョンを祝福するパートナーたちから大きな刺激を受けている」。一方、Netflixの最高コンテンツオフィサーは「ヘンリーとメーガンは影響力があり、彼らの物語は世界中の視聴者に響いている」と述べている。

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Jemal Countess//Getty Images
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)

今回の契約金額は明らかになっていないが、ある関係者は新聞「ニューヨークポスト」に「100万ドルより大幅に少ない」「大した金額ではない」とコメント。Netflixにとってリスクにならない額だと語り、契約の継続は「両者の評判を守るための措置だ」と明かす。また別の関係者は、今回の契約内容が最初のものと異なると雑誌『ハロー!』に語っている。関係者は今回の契約が「ファーストルック」である点を指摘、「これはNetflixがヘンリーとメーガンの制作したコンテンツの優先交渉権を持つことを意味する。Netflixが興味を示さない場合、王子と妃は他のプラットフォームで番組を配信できる」と語っている。

今月中には妃の番組「ウィズ・ラブ、メーガン」のシーズン2の配信が始まる。『ハロー!』によると12月にはクリスマスのスペシャルエピソードも公開される。また今年の後半には、王子と妃が制作したショートフィルムのドキュメンタリー「Masaka Kids, A Rhythm Within(原題)』もNetflixで配信される。これはウガンダのマスカで撮影された作品で、孤児たちがダンスを通じて癒しやコミュニティへの帰属意識を獲得していく様子を追ったもの。王子と妃は出演していない。王子と妃の製作会社、アーチウェルプロダクションではベストセラーのロマンス小説『Meet Me At The Lake(原題)』の映像化も進行中だが、こちらは完成の目処が立っていない。一部の報道ではまだ監督も見つかっていないという。契約更新でクビを免れ、面目を保った王子と妃。今度は大ヒットを連発できるのか、見守りたいもの。