デンマークのフレデリック国王とメアリー皇太子妃の娘で、双子の末っ子であるヨセフィーネ王女。デンマークロイヤルとしては異例の進路を選ぶことが明らかになった。
今週初め、デンマーク王室は国王夫妻の4人の子どもたち-クリスチャン皇太子とイサベラ王女、ヴィンセント王子とヨセフィーネ王女の今後しばらくの予定を発表した。注目を集めたのはヨセフィーネ王女の進路。現在王女は14歳だが、8月中旬からユトランドにある寄宿学校Spir Efterskoleに進学する。王室は「王女が希望して決まったこと」だと説明している。
この寄宿学校ではデンマーク特有の学校形態をとっている。14歳から18歳までの生徒がここで中等教育の最初の1、2年の内容を学び、その後高等教育に進む。これは任意の制度で、王女と同じ8年生、もしくは9年生で中等教育に進む学生はデンマークでは少数派。全体の1/4程度だと雑誌『ハロー!』は報じている。残りの3/4は10年生になってから中等教育に進む。つまり王女は多数派よりも少し早めに中等教育に進むことになる。またこの寄宿学校ではスポーツや芸術、音楽など専門分野の科目を学べるという。
これまで王女は家族と一緒に暮らすアマリエンボー宮殿から、コペンハーゲン郊外のヘレルプにある私立学校に通っていた。今回寄宿学校への進学を決意したということは、初めて家族の元を離れて生活することになる。
ちなみにヨセフィーヌ王女の双子の兄弟であるヴィンセント王子は、現在在籍中の学校Tranegårdsskolenで8年生を修了する予定である。クリスチャン皇太子は軍事訓練を継続。イサベラ王女はこれまで通りヘレルプにある高校Øregård Gymnasiumに通学、来年夏に卒業し中等教育を終了する。王女たちの父であるフレデリック国王や叔父のヨアキム王子、クリスチャン皇太子もイサベラ王女と同じ高校を卒業している。そのことからもヨセフィーネ王女の進路が王室の中でも異例であることがうかがえる。王女がこれからどんなスクールライフを送るのか、続報を楽しみにしたい。