現在、ウィンザー城の領地内にあるアデレード・コテージで暮らしているウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃一家。引っ越しを計画していると報じられていたが、皇太子夫妻のスポークスパーソンがその報道を認めた。今年中にウィンザー・グレート・パーク内にあるフォレスト・ロッジに引っ越すという。新聞「サン」など複数のマスコミが報じている。
フォレスト・ロッジは推定価格2,100万ドル(約30億円)の大邸宅。これまで暮らしていたアデレード・コテージが寝室4部屋と小ぶりだったのに対して、フォレスト・ロッジは寝室8部屋。子どもたちが大きくなり、スペースも必要になってきた皇太子一家にぴったりな物件だと見られている。シャンデリア付きの舞踏室やテニスコートも備えているという。ある関係者は同紙に、皇太子夫妻がウィンザー城周辺で暮らし続けることを望んでいたと証言している。「ウィンザーは夫妻にとって“我が家”になっている」とコメント、環境を気に入っていたと語る。「しかしアデレード・コテージに住んでいた数年間には、本当につらい時期もあった」。皇太子妃はがんの診断を受けた後、このコテージで療養していた。引っ越しは一家にとって「新たな出発。新たな章を始め、つらい記憶の一部を過去のものにするチャンスになる」と関係者は話す。
あるロイヤルレポーターは「フォレスト・ロッジが夫妻の“永遠の家”になるだろう」とコメント、皇太子が国王に即位してもこのロッジで暮らし続けることになるだろうと示唆している。またフォレスト・ロッジを新居に決定した理由として、王室の行事や公務をする上でウィンザー城の近くが便利であること、また子どもたちも今までと同じ学校に通えることを挙げている。
雑誌『ハロー!』の報道によると、これまでフォレスト・ロッジは王室の地所を管理するクラウン・エステートによって、ある2家族に賃貸されていた。すでにその家族たちはウィンザー・グレート・パーク内にある他の住居に転居している。また今年6月にはフォレスト・ロッジの改修計画が地方自治体に提出されている。それによると改修は小規模で、建物外部と内部の両方に行われる。改修は皇太子夫妻の私費で行われ、税金は使われない。このロッジで一家がどんな新生活をスタートさせるのか、引っ越しのニュースが届くのを待ちたい。