先月、チャールズ国王とヘンリー王子それぞれのスタッフが和解に向けて会合を持ったことが報じられた。王室専門家の多くは、和解は簡単に実現しないと見ている。またウィリアム皇太子が和解に応じることはないだろうという見方も浮上している。皇太子が拒否する理由は、ヘンリー王子そのものよりもメーガン妃だとある識者が語っている。デジタル版「フォックスニュース」が報じた。
そう話すのは王室専門家のヒラリー・フォードウィッチ。ロイヤルファミリーがメーガン妃に対して「根深い不信感」を抱いているとコメント、和解を阻む理由になっていると語る。さらに「彼らの懸念には根拠がある。家族の間のプライベートな話し合いが公にされたり、金儲けのためのプロジェクトに利用されたりする可能性がある」と分析も。妃がこれまでオプラ・ウィンフリーによるインタビューやNetflixのドキュメンタリーでロイヤルファミリーについて語ってきたことを考えると、不信感は当然というのがフォードウィッチの見方である。彼女は「メーガンは王室や英国国民に対する義務感をまったく感じていない」とも。
またフォードウィッチは、ヘンリー王子がロイヤルファミリーと仲直りしたがっているとしても、ウィリアム皇太子との関係改善は望んでいないと示唆している。「兄弟が和解する可能性があるとは考えられない。ヘンリー王子はウィリアム皇太子が妃を侮辱したと考えているからだ」。
妃がヘンリー王子とウィリアム皇太子の関係を左右する存在だと見るのはフォードウィッチだけではない。王室に関する雑誌『Majesty』の編集長を務めるジャーナリストのイングリッド・シュワードも同様。妃は和解を「台無しにする存在だ」とコメントしている。またチャールズ国王とヘンリー王子の間にも「複雑な感情」があるとし、その理由も妃にあると語る。シュワードは妃が「夫の家族と自分の家族を軽蔑してきたことが、妃の人格の汚点になっている」と話し、妃が6歳になるアーチー王子と4歳のリリベット王女をいまだに自分の父トーマス・マークルに会わせていないことを改めて指摘している。
今月に入って和解に関する続報は途絶えている。このまま立ち消えになってしまうのか、今後の動きに注目が集まっている。