本当は養子だったセレブ15人！ ニコール・リッチーからマリリン・モンローまで…

体操のオリンピック・メダリスト、シモーネ・バイルズは、薬物依存とアルコール依存に苦しんだ母親が子どもの面倒を見きれなくなり、幼少期に3人のきょうだいとともに里親のもとで過ごした経験を持つ。

シモーネはその後、母方の祖父ロンと、その妻ネリーの養子となった。

9歳のときに、歌手のライオネル・リッチーと、最初の妻のブレンダ・ハーヴェイの養子となったニコール・リッチー。彼女の生みの両親を知っていたライオネルは、2022年に『ピープル』誌にて当時を振り返り、ニコールが家族にとって“天からの恵み”だったと話す。

ニコールは、「彼女はチャンスを必要としている、幼い子どもだった」「人が（自分のもとから）去ってゆくことに慣れているようで。彼女と目があったとき、“私はどこにも行かない”と誓ったの」と話している。

俳優のジャック・ニコルソンは、大人になってから自分の姉だと思っていた人が実母だったことを知ることに。

実の母親が若くして妊娠したため、祖母が息子として彼を育てた。姉として一緒に育った相手が、実は自分の母親だと知らされたのは、1974年、すでに30代になってからだったとのこと。

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは、生後まもなく、ポール・ジョブズとクララ・ジョブズによって養子に迎えられる。後に出版された伝記によると、ジョブズは偶然にも実父が経営するレストランで食事を楽しんでいたことがあり、そこで実父と顔を合わせたことがあるそう。

しかし、実父母と関わることにあまり興味がなかったというジョブズは、この偶然の出会い以外で彼らと会うことはなかった。

幼い頃に両親を亡くした過去を持つ、ラッパーのアイス・T。彼が小学校3年生のときに母親を、その4年後に父親を亡くしている。父の死後、叔母たちに育てられることに。

子役時代にTVドラマ『大草原の小さな家』に出演し一躍有名になったメリッサ・ギルバートも、幼い頃に養子となった過去を持つ一人。

1990年代、メリッサは息子の誕生をきっかけに実の両親を探しはじめる。実母はすでに他界していたが、実父は生きており、2人は会って話したそう。1993年に『ロサンゼルス・タイムズ』誌にて「“遠くから”連絡を取り合っている」と話している。

シンガーソングライターで、男性ポップグループのイン・シンクのメンバーとして活躍したJC・シャゼイ。

彼は5歳のときに、実母自身の里親でもあった養父母によって、引き取られている。

フェイスは、2007年に『グッド・ハウスキーピング』誌に、「初めて実母に会ったとき、彼女をただ見つめることしかできなかった」と語っており、「それまで自分に似ている人と出会ったことがなかった。自分のルーツとなった人を目にしたとき、畏敬の念のような、何かが満たされるような気持ちをもった」と語っている。

フェイス・ヒルの夫でカントリーシンガーのティム・マグロウは、実母ベティとその夫であるホレスに育てられる。

ホレスが実父だと信じていたが、11歳のときに出生証明書を目にして初めて、実父がプロ野球選手のタグ・マグロウであることを知ったそう。

ロックバンド、ブロンディのリード・ボーカルを務めるデボラ・ハリーは、1945年にフロリダ州マイアミの病院で、アンジェラ・トリンブルとして生まれる。生後6カ月でニュージャージー州に住むリチャード・ハリーとキャシー・ハリー夫妻の養子となり、デボラという名前に改名。

ドラマ『glee／グリー』やブロードウェイ・ミュージカルなどで活躍する俳優のクリスティン・チェノウェスは、自身が養子であることについて、養父母がとてもオープンだったと語っている。2022年の『トゥデイ』誌にも、「驚くようなことはまったくなかった」と話している。

「養父母はいつも、『あなたを生んだ女性は、思うようにあなたの面倒を見ることができなかったけれど、とても愛していた』と話していた。養母は、『彼女はあなたに命を与えたけれど、私たちはあなたに人生を与えることができる』と言ってくれた」と話している。

シンガーソングライターのリズ・フェアは、生後すぐに研究者のジョン・フェアと歴史学者のナンシー・フェア夫妻の養子となる。

リズが9歳になるまでオハイオ州シンシナティで過ごし、その後、イリノイ州シカゴの郊外で育った過去をもつ。