記事に移動

US版『ELLE』が選出。2024年にポップカルチャーで起きた印象的な出来事26選

音楽、映画、スポーツ、そしてSNSで今年一年に起きた事件や話題が丸わかり。

By and
best pop culture moments of 2024
Getty Images

新たなポッププリンセスの誕生から、4年に一度のスポーツの祭典の開催、SNS発のトレンドワードやバイラルソングの流行、話題の映画の公開まで。2024年を振り返って最も印象に残った、ポップカルチャーのベストモーメントを振り返ってみよう。US版『ELLE』より。

サブリナ・カーペンターの「Espresso」がこの夏1番のヒットに

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Sabrina Carpenter - Espresso
Sabrina Carpenter - Espresso thumnail
Watch onWatch on YouTube

ナンセンスでキャッチーな歌詞を作る才能ではサブリナ・カーペンターの右に出る者はいない。「Espresso」は2024年の夏に大ヒットした曲で、耳に残る中毒性の高いメロディーが特徴。「That’s that me espresso(私がそうさせちゃうの/まるでエスプレッソ)」の言い回しは団結を呼びかける掛け声から、おふざけな別れの挨拶、特定のライフスタイルを表す言葉まで、あらゆる場面で使用されるフレーズとなった。



シモーネ・バイルスの華々しいカムバック

artistic gymnastics olympic games paris 2024 day 8
Julian Finney//Getty Images

東京オリンピックを棄権していた新体操のアメリカ代表選手シモーネ・バイルスはパリオリンピックで金メダル3個と銀メダル1個を獲得。見事な復活を人々に印象付けた。

ADの後に記事が続きます

ビヨンセの新境地『カウボーイ・カーター』

66th grammy awards show
Kevin Mazur//Getty Images

単なるキャリアの転換点にとどまらず、個人的なルーツ、アメリカの音楽史、そして彼女自身のアーティストとしての成長が交差するビヨンセの初のカントリーアルバム『カウボーイ・カーター』。ビヨンセはカントリー音楽のレジェンドたちとコラボレーションし、また同時に新たな才能(シャブージーに注目!)を育て、この傑作を生み出した。本作のヒットにより、ビヨンセはグラミー賞2025で最優秀アルバム賞など最多11部門にノミネートされている。

ひどすぎるクオリティに騒然"ウィリー・ウォンカ"体験イベント

「FYRE」フェスの悪夢再び。今年も、詐欺的イメージ先行とずさんな運営の魔合体による、大惨事のイベントが生まれた。

英グラスゴーでこの春行われていた"ウィリー・ウォンカ"体験イベントは、AIの煌びやかなレンダリングイメージで人々を惹きつけたものの、実際には飾り付けのまばらな倉庫のような場所で疲れ切った顔のウンパ・ルンパの衣装を着た女性スタッフが迎え、映画とは何の関係もないキャラの登場など、恐ろしくお粗末な造り。入場チケット代約35ポンド(約6,600円)どころか1ペンスの価値もない代物に来場者は激怒。警察沙汰にも発展した。

ADの後に記事が続きます

ケンドリック・ラマーVSドレイクのビーフ合戦

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Kendrick Lamar - Not Like Us
Kendrick Lamar - Not Like Us thumnail
Watch onWatch on YouTube

大物ラッパーのケンドリック・ラマーとドレイクが今年、北米のヒップホップシーン全体を巻き込んで全面対決。同じ夜に立て続けにディス曲をリリースするなど、熱心なファンも当惑するスピード感でビーフ合戦が繰り広げられた。この中で生み出されたケンドリック・ラマ―の楽曲「Not Like Us」はSpotifyのヒップホップ部門における一日あたりのストリーミング再生回数で新記録を樹立している。




パリオリンピックを彩った個性豊かな選手たち

shooting olympic games paris 2024 day 3
Charles McQuillan//Getty Images

パリを舞台に行われた、4年に一度のスポーツの祭典。今年の大会では多くの個性的な選手が誕生した。ブレイクダンサーのレイガンや、トルコから来た“暗殺者”こと射撃選手のユスフ・ディケチ(日本では”無課金おじさん”、として話題に)、ナードな眼鏡姿が人気を集めた米体操選手スティーブン・ネドロシク(彼は斜視とコロボーマという目の疾患を抱える)、そして極めつけは立ちポーズがあまりに「かっこよすぎる」韓国の射撃選手キム・イェジ。イェジはその後、「ルイ・ヴィトン」のモデルを務めたり、韓国のファッション誌でグラビアに登場。映画プロジェクト『Asia』のスピンオフ短編シリーズ『Crush』での殺し屋役としての出演も報じられた。

ADの後に記事が続きます

ドラマのような実話。リーサ・ティーサのTikTokストーリー“Who TF Did I Marry??”

クリエイターのリーサ・ティーサは今年初め、元夫の「レギオン」が仕事、経済状況、家族、犯罪歴の隠蔽に至るまで彼女についていた嘘をTikTok上の50本以上に渡る動画で暴露。それらはソーシャルメディア上で4億5000万回以上の再生回数を記録し、今年のバイラル動画として、彼女も時の人になった。幸いリーサはその詐欺男との結婚生活から抜け出すことができ、彼女のストーリーはTVドラマ化することに。

『チャレンジャーズ』のチュロスシーン

two individuals engaging in a conversation indoors near a large window with greenery outside
NIKO TAVERNISE

『チャレンジャーズ』は今年一番セクシーな映画だったか? おそらくイエス。この映画は新たなイケメンカテゴリー“ねずみ系男子”を生んだか? 残念ながら、イエス。そして、この映画は今まで見た中で最もチュロスをうまく使った映画だったか? もちろんイエス!

ゼンデイヤ、ジョシュ・オコナー、マイク・ファイストが主演するこのテニスドラマは、あらゆる意味でセンセーショナルだったが、パトリック(オコナー)とアート(ファイスト)がチュロスをシェアするシーンは、最も記憶に残るシーンの1つとなった。

ADの後に記事が続きます

“brat”が社会現象化

live performance by two artists on stage
Katja Ogrin//Getty Images

ライムグリーンをテーマカラーにした、チャーリー・XCXのアルバム『BRAT』の熱狂は全面的な文化・社会現象に発展。「360」のなかの「i'm so julia(私はすごくジュリア)」という歌詞はネットスラング化し、TikTokで「Apple」ダンスが流行、チャーリー・XCXとトロイ・シヴァンによる「Sweat」ツアー、ロードとのコラボ、遂には「kamala IS brat(カマラはブラット)」というツイートで大統領選挙にまで波及した。このシンガーにとって苦労して勝ち取ったメインストリームの瞬間であり、我々にとってはクラブではしゃぐためのありがたい口実になった。

ブラット・サマー万歳!

クセ強ダンス動画で一気にハネたティナーシェの「Nasty」

シンガー、ティナーシェのシングル曲「Nasty」がこの夏、初のBillboard Hot 100入りの大ヒットに。バイラル化したきっかけはNates.Vibeという男性のダンス動画で、他のユーザーがオリジナル音源から「Nasty」にすり替えて投稿したのが大バズリ。ティナ―シェ本人もこの動画をすっかり気に入って、自分でも“踊ってみた”を上げている。

ADの後に記事が続きます

チャペル・ローンがブレイク

2024 lollapalooza festival
Erika Goldring//Getty Images

今年は、ミッドウエスト・プリンセスことチャペル・ローンが台頭した年となった。2023年のアルバムを聴いて、彼女の歌やフェスティバルのセット、ステージのルックス、そして純粋な才能に魅了されるファンが続出(彼女の「HOT TO GO」ダンスを知らない人はこちらを見て)。2025年には更なる活躍が期待されている。





グレン・パウエルとジョナサン・ベイリーがスクリーンでモテモテ

two individuals wearing stylish outfits at public events
Getty Images

今年活躍し、共演者とのケミストリーの高さをみせた俳優として名前を挙げておきたい2人が、グレン・パウエルとジョナサン・ベイリー。グレン・パウエルは『ツイスターズ』と『ヒットマン』でテキサスの少年のような魅力と圧倒的演技力を発揮、ジョナサン・ベイリーは『ウィキッド ふたりの魔女』で王子様的情熱とダンスムーブで魅了した。





ADの後に記事が続きます

テイラー・スウィフトの壮大なるアルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(The Tortured Poets Department)』

全31曲という特大ボリュームにも驚かされるテイラー・スウィフトの新作アルバム『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント(The Tortured Poets Department)』。日本語訳すると「拷問された詩人たち部門」という不穏な雰囲気漂うタイトルの本作は4月19日にリリースされた。最初から最後まで聴くのには時間も精神力も削られるが、一度再生ボタンを押せば、それだけの価値があることがすぐにわかるはず。

「ラブアイランドUSA」から新たなシスターフッドが誕生

three women wearing summer dress
Peacock

恋愛リアリティショー「ラブアイランドUSA」のシーズン6ではセリーナ・ペイジとコーデル・ベッカムがカップルとして成立。確かに2人はとても愛らしい男女だが、私たちの心を奪ったのはセリーナ・ペイジとジャナ・クレイグ、リア・カテブが見せた友情。PPG(パワーパフガールズ)というニックネームを持つ3人は時にお互いを守りあい、ロードトリップに出かけ、ヴィンテージのデザイナーウェアを贈り合った。シスターフッドに乾杯!

ADの後に記事が続きます

TikTok発の出会い系(?)バイラルソング「Man in Finance」

グラミー賞候補にはなれないかもしれないが、秀逸。最近の出会い系アプリの厳しさに応えてTikTokユーザーのメーガン・ボニ(@girl_on_couch)が、解決策になるかもしれないリリックを思いついた。「金融関係の男性を探しています/信託基金持ちで/身長6フィート5インチ/青い目」。この曲は世界と米国のSpotifyバイラルチャートで1位を獲得。何百ものリミックスやパロディが作られ、スーパースターDJ、デヴィッド・ゲッタも加わって「Man In Finance (with David Guetta)」がリリースされた。

今年の流行語大賞は「#demure(デミュア)」

Dictionary.com の年間最優秀単語に選ばれた「demure(デミュア)」。「控えめ」「落ち着いた」という意味をもつこの単語は、TikTokユーザーのジュールズ・レブロンが8月初旬に投稿した一連の動画で使用。「very demure, very mindful(とても控えめで、とても思慮深い)」というフレーズで一気に広まり、ジェニファー・ロペス、オリヴィア・ロドリゴなどセレブたちも追随し、今年SNS上で最も話題のトレンドワードの一つとなった。

ADの後に記事が続きます

ジャスティン・ティンバーレイクが飲酒運転で逮捕。逮捕時の言葉が話題に。

2024 vanity fair oscar party hosted by radhika jones arrivals
Jamie McCarthy//Getty Images

ジャスティン・ティンバーレイクは今年6月、ハンプトンズで飲酒運転で逮捕。その時に発した「これでツアーが台無しになる」という言葉が注目を浴び、ネット上ではさまざまなミームに。





タイのコビトカバ「ムーデン」が世界的大人気

a small darkcolored mammal walking on sandy ground
Anadolu

タイのカオキアオ動物園で今年誕生したコビトカバの赤ちゃん「ムーデン」がネット上で大人気に。カオキアオ動物園にはファンが押し寄せる事態となった。







ADの後に記事が続きます

HBOドラマ「インダストリー」シーズン3が完結

a couple walking together in a garden
HBO

9月29日に最終話が放映され、シーズン4へと続くことが正式に発表されたHBOの人気ドラマシリーズ「インダストリー」。競争の激しいロンドンの投資銀行で働く新卒の若者たちの成長を描くドラマの中で、シーズン3で最もかわいそうな役どころを演じて、視聴者の共感を呼んだのはロブ。母親と仕事のメンターを失い、愛する女性をIT業界の大物に奪われ、ロブを誘惑した年上の女性顧客は彼のすぐ隣で死亡。次々と彼に降りかかる悲劇に、ネットユーザーは「インダストリーのどのエピソードでも『ロブは最悪になってる』って思うけど、彼の状況はどんどん悪くなるばかりで、どこまで落ちぶれるのか分からない😭」といった感想をツイートした。

“ベニファー”が2度目の破局

couple in elegant attire at a red carpet event
Monica Schipper

ジェニファー・ロペスとベン・アフレックが結婚から2年となる8月20日、離婚を申請。20年来、2度目の破局となった。おとぎ話やロマンティックコメディのようだともてはやされたラブストーリーは突如終わりを告げることに。ショック!







From: ELLE US
Page was generated in 2.6969738006592