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気まぐれプリンセス?! メーガン妃は何がしたいのか、言動から分析

言動不一致が多く、結局どうしたいのか、 疑問の声も多く上がっている。

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2025 time100 summit
Jemal Countess//Getty Images

人間誰しも言葉と行動が必ずしも一致しない瞬間があるもの。しかし、公の立場にある人にとって、それは時にイメージを大きく損なうことになりかねない。メーガン妃がたびたび見せる言動不一致は、果たして「気まぐれ」なのか、それとも「不誠実さ」の表れなのか?  妃がこれまでに語ったことと実際の行動が大きく食い違っていた瞬間をあらためて振り返ってみよう。

「私の名前はサセックス」

with love, meghan, (aka with love meghan), from left: meghan, duchess of sussex, mindy kaling, (season 1, ep. 102, aired march 4, 2025). photo: justin coit / ©netflix / courtesy everett collection
Aflo

Netflixで配信された「ウィズ・ラブ、メーガン」。毎回、メーガン妃の友人や料理人などをゲストに招いて、妃がお料理やおもてなしについての極意を伝える、という番組内でその事件は起きた。

メーガン妃は第2話で以前から親しい仲だという俳優のミンディ・カリングと一緒に子どもが喜ぶパーティー料理を作っていたのだが、ミンディが「メーガン・マークル」と呼んだことに反応。「あなたが私をメーガン・マークルと呼び続けるのっておかしいわよね。私は今は“マークル”じゃなくて”サセックス”なの」とカメラの前にも関わらず、やや苛立ったように訂正したのだ。

このメーガン妃の発言は多くの人を混乱に陥れた。なぜなら、2021年3月に行われたオプラとの暴露インタビューの中で、メーガン妃は王室での経験を振り返り、自分の名前を失う(マークル姓ではなくなる)ことを、アイデンティティ喪失の悲劇として語っていたからだ。

「私はすでに多くのものを失いました。父を失い、子どもを失い、名前まで失われかけたのです。アイデンティティの喪失です」

サセックスはヘンリー王子とメーガン妃が結婚したときに夫妻がエリザベス女王から授与された儀礼称号、サセックス公爵・公爵夫人に由来する。メーガン妃は自分たちの愛のヒストリーを象徴する名前として子どもたちに受け継いでいきたい、と考えているという。

一方で最近の報道では、夫妻は自分たちの姓を、王子の亡母ダイアナ妃の旧姓「スペンサー」にしたいと画策中との話も出てきており錯そうしている。

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“プライバシー公爵夫人”

trooping the colour 2018
Anwar Hussein//Getty Images

メーガン妃に最近付けられた新しい呼び名がある。それは“プライバシー公爵夫人”というものだ。

事の発端はメーガン妃が最近インスタグラムに投稿した動画。リリベット王女の4歳の誕生日を祝って公開されたクリップの中で、メーガン妃は産気づくための最後の手段としてトゥワーク(ヒップホップなどで腰を低くして、挑発的にお尻を振るダンス)を実践。ヘンリー王子も一緒に、産院の病室内で音楽に合わせてノリノリで体をくねらせ、大股を開く扇情的な踊りを披露した。

この投稿にメディアや王室ウォッチャーたちは口をあんぐり。これまで何度も過剰報道によって自分たちの私生活や安全が脅かされてきたことを訴えてきた2人が、どうしてこんな家族のプライベートな瞬間を全世界に公開するのか理解できない、との声が上がった。結果、前述の不名誉な呼び名が付いてしまったのだ。

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World Wide Privacy Tour | South Park | Comedy Central Africa
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ちなみに、“プライバシー公爵夫人” というネーミングで思い出すのは、コメディセントラルで長年放送されているブラックジョーク満載の大人向け風刺アニメ「サウスパーク」。

同アニメシリーズは2023年2月に「ワールドワイド・プライバシー・ツアー」回を放送。メーガン妃とヘンリー王子を模したキャラクターを登場させ、彼らが“自分たちのプライバシーを守れ!”と声高に訴えるワールドツアーを行う様を皮肉たっぷりに描写。口では「プライバシー」を訴えながら、実際はインタビューや回顧録、ドキュメンタリーなどを乱発し過剰なまでに「露出」する2人を揶揄している。


子どもたちを急に顔出し

メーガン妃のプライバシーへの態度は、子どもの写真の扱いに関しても一貫していない。これまでは子どもたちのプライバシー保護のために、SNSやメディアで子どもたちの写真をほとんど公開していなかったが、今年に入って方針転換。バックショットや顔をスタンプで隠している写真を選んでいるとはいえ、複数の家族写真を立て続けにリリース。さらに、リリベット王女の4歳の誕生日を祝う投稿では、船の上で抱き合う自分と娘のショットをシェアして、全体が写っていないものの、リリベット王女の近影を世界に向けて公開した。

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元王室記者のジェニー・ボンドは、メーガン妃が子どもたちの写真を積極的に公開するのは、クリック数と収益のためだと分析。顔をぼかしたり加工しているのも、単に謎めいた雰囲気でより注目を集めるためだけにすぎない、と批判している。

ゴシップサイト「PageSix」は、ヘンリー王子は家族の安全を特に気にしているため、メーガン妃の新しいポリシーについては不満を抱いているはずだ、という王室関係者の話を紹介している。

婚約指輪を繰り返しリメイク

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Diamonds From Diana: Meghan Markle Gushes Over Ring Designed By Prince Harry | NBC News
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2017年の婚約会見で、メーガン妃は中央にボツワナ産の大きなクッションカットのダイヤモンド、その両脇にヘンリー王子の亡母ダイアナ妃のコレクションの小粒のダイヤモンドを配した、「クリーブ&カンパニー」製のシンプルなゴールドバンドの婚約指輪をインタビュワーに見せて次のように語った。

「彼(ヘンリー王子)がデザインした指輪は信じられないほど素敵です」

しかし、その後のことを考えると、おそらくメーガン妃はヘンリー王子のエンゲージメントリングのデザインに十分満足していたとは思えない。


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two hands displaying engagement rings with prominent features
Getty Images

というのも、この豪華なエンゲージメントリングは2017年以来、なんと3度もお直し疑惑が出ているからだ。

最初の指輪のアップグレードが発覚したのは2019年。「トゥルーピング・ザ・カラー」に出席した際、リングのバンドがパヴェダイヤモンドを敷き詰めたものに変更されていた。2022年にはさらに変更が加えられ、セッティングの台座にもぐるりとパヴェダイヤモンドが施されていることが明らかに。そして、2025年春には「ウィズ・ラブ、メーガン」の予告編でアップされた手元を見たファンたちが、中央のダイヤモンドがエメラルドカットに変更されている、と指摘している。

テレグラフ紙の取材に答えた宝飾業界の専門家は婚約指輪をアップグレードする傾向は今日高まっている、としているが、ここまで頻繁に変更するのは珍しいだろう。

写真/メーガン妃のエンゲージメントリング。左が2017年、右が2022年。

ブランド名変更理由が二転三転

logo and branding for american riviera orchard in montecito
Courtesy of American Riviera Orchard via Instagram

2024年に始動したメーガン妃のライフスタイルブランドでも、妃の気まぐれさは発揮されている。

2024年3月、メーガン妃はブランド名「American Riviera Orchard(アメリカン・リヴィエラ・オーチャード)」 を発表。セレブ友だちに試作品のイチゴジャムを贈って宣伝効果を狙うなど、強力なスタートを切った。しかし、その後は急に沈黙。プロジェクトが停止している理由についてブランド名の商標登録申請却下や運営メンバーの不参加など様々な憶測が流れる中、妃自身は一切説明を行わなかった。

そして1年後の2025年3月、Netflix番組「ウィズ・ラブ、メーガン」の配信に合わせる形で、ブランドは「As Ever(アズ・エバー)」という新名称で突如、再始動を果たした。ブランド名変更の背景について、 メーガン妃はこれまでいくつかの異なる理由を上げている。

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一つ目は「アズ・エバー」ローンチを公表したインスタグラムの動画で明らかにしたもので、メーガン妃は地名を含めたブランド名の場合、その土地で生産・製造されたものしか販売できなくなるためブランド名変更に踏み切った、と説明した(アメリカン・リヴィエラはメーガン妃&ヘンリー王子が住むサンタバーバラの愛称)。

しかし2025年4月22日配信の自身のポッドキャスト番組「Confessions of a Female Founder(原題)」では、ブランド名変更の理由は別にあったことを明らかに。ロゴを考える過程で「アメリカン・リヴィエラ・オーチャード 」が実現不可能だと知り、「急に意味のない文字の羅列に思えてきて」、興味を失ってしまったのだそう。

結局、(妃ははっきりと認めていないが)商標登録不可がブランド名変更の一番しっくりくる理由かもしれない。

キャサリン皇太子妃に「泣かされた」は嘘だった?!

the royal family attend church on christmas day
Mark Cuthbert//Getty Images

最後にもう一つ。2018年に行われたヘンリー王子とのロイヤルウエディングの準備の最中に起きたとされる、キャサリン妃との確執問題についても見てみよう。

これはシャーロット王女を含むフラワーガールたちの衣装を巡って、2人の間に緊張が走ったとされる問題で、当時メディアはキャサリン妃がメーガン妃に泣かされた、と大々的に報じた。ところが2021年3月のオプラインタビューで、メーガン妃はマスコミの報道を否定。泣かされたのは実は自分の方だった、と主張し、キャサリン妃から謝罪の花も贈られたと語ったことで告白の信ぴょう性を匂わせた。

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2025 invictus games vancouver day one
Karwai Tang//Getty Images

しかし、最近になって新たな第三者の証言が出てきた。

ジャーナリストのトム・クインの新著『Yes, Ma'am: The Secret Life Of Royal Servants』 によると、どうやらキャサリン妃とメーガン妃はお互いに感情的な言葉をぶつけてしまい、2人とも涙ぐんでいたのだとか。つまり、メーガン妃が一方的に泣かされた状況ではなかった、ということだ。

この「泣かせた/泣かされた」論争について、キャサリン妃側は一貫して沈黙を保っており、「泣かされたのは自分!」と声を上げているのはメーガン妃側のみ。お互い様の状況だったにもかかわらず、謝罪して花を贈ったのはキャサリン妃の側だけ。これが事実なのだとしたら――これまでの事例も併せて考えて、メーガン妃に見えている世界と、私たちに見えている世界は、もはや全く違うのかもしれない。

meghan markle and prince harry
courtesy of Meghan, Duchess of Sussex via Instagram
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