常にスポットライトの強い光を浴びるセレブたちは、そのぶん影も濃い。
悲しいかな、莫大な資産を作ると身内との揉め事が始まるセレブが多数。ベゾスの妻やリアーナなど、一番信頼しているはずの家族に裏切られたセレブたちのとった行動とは? 人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがその真相に迫る!
ヴェネツィアで華やかな結婚式を行ったジェフ&ローレンのベゾス夫妻。イビサ島でのバカンスや結婚プレゼントの超高級ウォッチなど金満家ぶりを披露している夫妻がネバー・エンディングな法廷闘争を繰り広げているのはなんと、ローレンの実弟マイケルだ。
姉弟の法廷闘争がスタートしたのは、ベゾスが長年連れ添った愛妻マッケンジーとの離婚を公表した直後。ゴシップ誌はベゾスがハリウッドの大物エージェント、パトリック・ホワイトセル氏の妻であるローレン・サンチェスとW不倫関係にあると書き立て始めた。
センセーショナルだが信憑性が低い記事が多いと悪名高いタブロイド「ナショナル・エンクワイラー(NE)」紙はヌード写真の掲載をめぐってベゾスを脅迫したため、彼はNEを発行する会社AMIのCEOデヴィッド・ペッカー宛の声明を発表。同社からの脅迫のネタになった写真に関して、ベゾス自身が説明することで事態を収拾。ベゾスの声明発表後、「ニューヨーク・タイムズ」紙が独自調査で、ベゾスとローレンの間で交わされたメールや写真をマイケルが提供したことが明らかに!
マイケルはローレンのスマホにアクセスし、不倫関係を記録した特定の情報や写真、テキストメッセージを取得。それらをAMIに売り込んだ際に他のメディアに提供しないという秘密保持契約を結んでいて、「ニューヨーク・タイムズ」紙はその書類を入手していたのだ。姉に対する裏切りが発覚したマイケルだったが、ベゾスの下半身のセルフィーの存在を否定し、2020年2月に名誉毀損でベゾスを訴えるという愚挙に出ている。
9ヶ月後にロサンゼルス郡上級裁判所はベゾスに有利な判決を下したが、マイケルが控訴したため、この法廷闘争は継続中だ。しかし夫妻の弁護士が裁判所に提出した申立書によると、名誉毀損でのマイケルの訴えは根拠がないためアンチ・スラップ法が適用される。その結果、マイケルは夫妻に18万2,374ドル(約2600万円)の弁護士費用と8,182ドル(約120万円)の訴訟費用を支払うべきだというもの。裁判所の判断はまだ出ていないが、マイケルがこの金額を夫妻に支払ったとしても、5000万ドル(約73億円)挙式で提供された水代にもならないとか。
ベゾス夫妻と同じく、現在進行形で法廷闘争を続けているのが、メーガン妃だ。異母姉サマンサ・マークルが再び名誉毀損で妃を訴えたのだ。サセックス公爵夫妻が出演したオプラ・ウィンフリーの番組中でメーガン妃が「一人っ子として育った」と発言したことに激怒したサマンサは、夫妻がアメリカに移住した2年後の2022年末に、異母妹を相手に取り名誉毀損訴訟を起こしていた。
しかし翌年、フロリダ州の判事が「発言は意見であり、虚偽と証明できない」と訴訟を棄却していた。憎悪に燃えるサマンサは判事の判断を不服とし、今年新たにジョージア州アトランタで同じく名誉毀損でメーガン妃を告訴。審理は9月9日に行われる予定だが、裁判になれば結婚前からメーガン妃と絶縁状態にある父親トーマス・マークルがサマンサ側の証人として出廷する意向を示しているとか。異母姉と父親に裏切られ続けるメーガン妃の心境は?
長年、疎遠だった父親カルバン・クックシーから2017年に突然、名誉毀損の裁判を起こされたのは、ミュージシャンのフランク・オーシャンだ。前年にオーシャンがTumblrにアップした投稿で父親がかつてトランスジェンダーのウェイトレスをゲイ蔑称で呼んだという逸話を披露していた。
父親はこの出来事が虚偽であり、オーシャンには父親を中傷する意図があったと主張し、1,450万ドル(約2,100万円)を求めて、訴訟を起こしたのだ。金額の根拠はなんと、「映画業界や音楽業界で将来、金銭的なチャンスを失った」ためというから、俳優やミュージシャンになる気満々だった?
さらには音楽誌「ローリング・ストーン」のメールインタビューを受け、「アルバム『ブロンド』は単に経済的利益を獲得するためで、息子は“LGBTコミュニティを裏切った詐欺師”だ」と罵った。しかしロサンゼルス裁判序の判事はクックシーがオーシャンによる名誉毀損をまったく証明できなかったと判断し、父親の敗訴が決定。
法廷闘争を寸前で回避したのは、リアーナだ。5月末に他界した父親ロナルド・フェンティは、2019年にリアーナのブランド「フェンティ」名義を彼自身のビジネスに無断利用。さらにはリアーナの許可なく、海外ツアーの計画を立てていたことが発覚。結果的にリアーナと彼女のチームは、虚偽広告とプライバシー侵害でロナルドを訴えた。
2021年9月に裁判が始まる予定だったが、その1週間前に双方の弁護士が法廷外の和解で落ち着いたのは、法廷でロナルドがどのような発言をするか予測できないからかもしれない。元々ロナルドは娘リアーナが有名になり、メディアから取材が殺到したことで有頂天に!
一部のメディアが礼金を支払ったのも悪かったのだろう、リアーナの情報を売りまくり。クリス・ブラウンから暴行された事件の際も同様で、娘の安否を気遣うどころか、メディアに連絡して嘘で塗り固めた持論を滔々と喋りまくる始末。 裏切られるたびに父親を許してきたリアーナだから、法廷闘争を避けたしばらくの間は、父とは絶縁していたが、最終的には子供を連れてバルバドスに戻り、父親とも和解している。
訴えて当然だったのに、裁判沙汰にしなかったのは、タイラー・ペリーだ。アトランタに本拠地を置くエンターテインメント会社を経営するタイラーは、純資産14億ドル(約2兆1000億円)を誇る富豪の一人。彼に経済的支援を求める親族は少なくなく、叔母の一人は頻繁に電話をかけてきて生活費をねだっていたのだという。
何度か支援したタイラーは、叔母に仕事を与えたほうが彼女の自立に役立つと判断し、自身の会社で雇うことに。しかし叔母は欠勤を繰り返し、部署のスタッフが電話をしても無視することが増えた結果、タイラーは叔母を解雇。本来なら職務怠慢でタイラーから訴えられても仕方ない叔母は、クビになると知ってかなりゴネたようだが、自業自得だ。
リアーナの父親のようにメディアにセレブな娘の情報を売って、小金稼ぎをしたのがアデルの父親マーク・エヴァンスだ。アデルがまだ幼児だった頃に両親が離婚し、11歳くらいまでは父親を訪ねる機会もあったというが、その後は没交渉。しかしアデルが有名になるや、「ザ・サン」紙のインタビューに登場。記事中で長年のアルコール依存症を明かし、長年疎遠となっているアデルの幼少期の未公開写真を提供していて、アデルが裏切られた気持ちになったのも無理はないだろう。
「Hello」でグラミー賞を受賞したアデルは、受賞スピーチでマネジャーのジョナサン・ディキンズに向かって「10年も一緒にいて、あなたを父親のように愛している。父親のことは愛していないわ」とキッパリ。父親エヴァンスへの絶縁宣言と受け取ったファンも多かった。
マシュー・マコノヒーもメディアに情報を流していた母親ケイと8年ほど絶縁していたことがある。俳優として注目され始めたころ、マコノヒーは人気とリアリティのバランスをとるのに苦労していて、そんな悩みを母親に毎週末、電話で打ち明けていたという。しかし、母親に話した内容が数日のうちにタブロイド紙やゴシップ誌に掲載されたり、芸能番組で「とくダネ!」として取り上げられたり。
愛する母親への疑惑が決定的となったのは、ケイがゴシップ的なテレビ番組「Hard Copy」特別番組のために記者を彼の幼少期の家に連れて行ったこと。激怒したマコノヒーが抗議の電話をしたところ、ケイは「あなたがこんな番組を見ているなんて思っていなかった」とすまし顔。この番組が放映されてから8年間、マコノヒーは母親とは一度も話さなかったという。
家族や親族は無条件で愛を与えてくれる存在と思いがちだけど、リッチ&フェイマスで世間の注目を集めるセレブにはこんなルールは当てはまらない? 逆に家族や親族の妬みを買ったり、セレブの名声の恩恵を預かろうなんて輩も登場するわけで、セレブって辛いね。
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