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人気占い師・真木あかりが伝授。恋愛運の厄を払う6の開運ステップ

不幸な恋をする人には共通点がある!? 恋愛や人間関係がうまく回り始めるという「惑星の年齢域」の課題も要チェック。

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真木あかり占い
PeopleImages//Getty Images

過去にダメ恋ばかりしていたという、2回の離婚歴をもつ人気占い師・真木あかりさん。現在の幸せな結婚を手に入れた自身の経験から、ダメ恋を回避しハッピーになるための方法を伝授。星座の4エレメント別、ダメ恋パターンとアドバイスも。恋愛コラムニスト・さかいもゆるがASK。

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「条件がないと愛されない」は思い込み

真木あかり占い
Maskot//Getty Images

Xで5万3千人以上のフォロワーをもつ真木あかりさん。過去には自分をすり減らすような恋ばかりしていたというバツ2の真木さんは、40歳になった年にすべての縁をばっさり切って、その後41歳でひとつ年下の現在の旦那様と奇跡の出会いを果たし、再婚。現在結婚6年目を迎え、人もうらやむような仲よしぶりをXにも度々投稿している。彼女が不幸な恋の負のサイクルから抜け出せた転換点とは、一体何だったのだろう。

「私は40代まで、何かの価値がなければ愛されないという呪いにかかっていたんです」という真木さんは、自他ともに認める元「ダメ恋ハンター」。1000万お金を貸したら連絡が取れなくなった男性もいたという。「いつも、いわゆる“都合のいい女”になってしまっていた」。そんな負の連鎖を断ち切りたくて、「恋愛はもういいや」と思い腐れ縁をすべて切ったら、コワーキングスペースで出会ったのが現在の夫。今までとは違い、心から信用できるし悩まされたこともない。彼と出会ってから初めて、「条件がないと愛されない」は思い込みだったと気づいたとか。

そんな真木さんが書いた著書『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』(集英社刊)では、不誠実な相手を引き寄せやすい人の特徴がまとめられている。

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不誠実な相手を引き寄せやすい人のチェックリスト

真木あかり占い
Maria Korneeva//Getty Images

・不安感が強く、頼もしい誰かに守ってもらいたいと考えている
・誰に対しても「相手が望んでいる答え」を無意識で探している
・相手に好かれようと、他人が優先順位のいちばん上になっている
・その結果、自分に手間や時間をかけられず、身だしなみがちぐはぐ
・「自分は頑張らないと愛されない」と思っている

――実は、私は真木さんの著書のこのリストを読んで今回の取材をお願いした。他人軸で依存的になっているときに恋愛がうまくいかないのは、今までの経験で痛いほど感じている。そして私がやっている「恋愛コンサル」でも、婚活がうまくいかない人のほとんどが、この条件に当てはまっている。では、なぜ他人軸だと不誠実な相手を引き寄せてしまうのだろう。

「自分の気持ちではなく相手の気持ちばかりにフォーカスしていると、振り回されてしまいますよね。それと、例えば婚活している理由が『将来が不安だから』などの欠乏感から来るものだとやっぱり焦りが出るから、足元を見られて利用されやすくなる。これは恋愛だけでなく、仕事や人間関係でもそう。必死感が出ていると、この人は雑に扱ってもいいと思われてしまうのではないでしょうか」

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他人軸で生きていると、いつまでたっても幸せになれない理由

真木あかり占い
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他人軸になっているときの弊害は、「自他との間に境界線を引けなくなる」こと。これについて真木さんは、「他者との間に境界線が引けていないと、他人の踏み込まれたくない境界線もわからない。必然的に人間関係はダメになってしまいます」と説く。自己肯定感が低いとついつい「NO」が言えなくて嫌なことを嫌だと言えなくなるけれど、そうすると健全な人間関係を築くのは難しくなってしまう。「傷つくことを言ってきたり、不安にさせてきたりする人とは距離を置いた方がいい」と真木さん。他に境界線を引く方法としては、疑問に思ったことや違和感はスルーしないのが重要。「おかしいことは指摘する、嫌なことは嫌だと伝えること」。

他人軸の対角にあるのが、よく聞く「自分軸」という言葉。けれど真木さんは自分軸は「作ろうとして作るものではなくて、要らないものを削ぎ落としながら、生きていく中で勝手にできあがっていくもの」だと言う。

「日々様々なことをインプットして、いろんな人たちと付き合って人のことをよく見る。そうやって一つひとつ、自分に必要なものや価値観を見極めていく。そうすると結婚だけがゴールでもないし幸せの形はひとつじゃないと気づけるから、他者と自分を比べなくなるはずです」 

これはSNSの幸せそうな投稿に落ち込んでいる人には、特に大切な考え方かも。

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「惑星の年齢域」の課題をクリアすると、恋がうまくいきやすくなる

真木あかり占い
jacoblund//Getty Images

そうやってダメ恋を回避できたとしても、生きていればほぼ避けられないのが別れや裏切りなどによる失恋。そんなとき、レジリエンス=立ち直る力を鍛えておくと、ダメージを引きずらなくなることができる。離婚を2回も経験している真木さんによれば、これは「とことん落ち込むしかない」とのこと。

もうひとつおすすめなのが、“惑星の年齢域”のテーマをクリアすることだという。惑星の年齢域とは、「西洋占星術で使われる10個の惑星は、それぞれに影響を与える年齢帯とそれぞれを発達させるための課題が用意されている」という考え方。15〜24歳の「金星期」ならば「人生を楽しむ」、25〜34歳の「太陽期」ならば「主体的に生きる」などなど。それぞれの課題をクリアせずに歳を重ねると、別のタイミングでそれをやらなければならないような状況に陥りやすくなる。

例えば太陽期は、自立してアイデンティティを確立すべき年齢域。それをやらないままにアラフォーに進むと、その後の人生で、自分で重要な選択をしたり、ひとり暮らしをしなくていけないような事態になったりするなど、嫌でも自立しなければならない“強制イベント”が起こりやすくなる。

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Kyle Kuhlman / 500px//Getty Images

「『何をやってもうまくいかない』と感じるようなときや落ち込んだときには、まずは月の年齢域から順に、それぞれの惑星のテーマをクリアしていくといいですよ」

まずは月期の課題である、「生活」をしっかりする。ご飯を食べて、お風呂に入って、睡眠を取る。それができたら、次は水星期の「学習やコミュニケーション」を満たすため、ジャーナリングで言葉を書き出す、友人に悩みを話してみる。その次には金星期の「人生を楽しむ」で、五感が喜ぶような場所を訪れたり映画を観たり。そうしていくうちに、再び「自分の人生」にフォーカスして楽しめるようになっている自分に気がつくだろう。年齢域の課題をチェックすることは今の自分に足りていないものの点検にもなるので、生きづらさの解消にもつながる。素晴らしいのは、できていなかったとしても後から戻ってやればOKなところ。

「失恋したとき、すぐ次の恋をしようとするのはおすすめできません。何も変わらないまま恋すると、また同じようなタイプ、同じようなパターンを選んでしまうことも多いからです。年齢域の課題をやっているうちに元気になってきたら、引っ越ししたり、出会いの場所を今までとは変えてみたりするといいと思います。足りないものを取り戻すことで、恋愛や人間関係もうまく回り始めるようになりますよ」

ならば、やらない手はなさそう! それぞれの年齢域のテーマは以下のリストでチェックを。

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Solovyova//Getty Images

月期(0〜7歳)
テーマ:衣食住を整える。
例:よく眠る、きちんとお風呂に入るなどのルーティンを心がける。

水星期(8〜14歳)
テーマ:学習とコミュニケーション能力の習得。
例:友達を作る、自分の気持ちを日記に書き出す、付き合うべき人を見極める。

金星期(15〜24歳)
テーマ:人生を楽しむ。
例:恋愛やショッピング、趣味やエンタメなどでときめきや感動を得る。食や居住空間の心地よさなど肉体的な快適さを味わう。

太陽期(25〜34歳)
テーマ:主体的に生きる。
例:アイデンティティの確立、他人との関わりで対等な人間関係を築く、どんな人生を送りたいか考えて能動的に過ごす。

火星期(35~44歳)
テーマ:権利を主張し自分の居場所を勝ち取る。
例:太陽期に決めた目的を遂行していく、 NOと言える自分になる。

木星期(45〜54歳)
テーマ:自分が得たものを拡大、シェアする。
例:これまでに得た恩恵を社会に還元していく、喜びは人とシェアする、後輩を育てる。

土星期(55〜70歳)
テーマ:社会的な規範を維持して責任を引き受ける。
例:時間や約束を守る、リスクヘッジをする、社会的立場としての責任や苦労を担う。

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もうダメな恋をしないためのマインドセット

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ダメ恋の定義とは「自分をすり減らし、損なうような恋」、と真木さん。「自分は二の次で相手のことばかりになりがちだと、ダメ恋になりやすい。まずは自分ファーストで、いちばん好きな人にしてあげたいことを、自分にしてあげるようにしてください」。不倫やセフレについては、お互い割り切っていてふたりの間で合意があるならいいけれど、「相手に期待があると、しんどくなりますよね」とも。そういう関係はダラダラと続いて腐れ縁になりやすいけれど、ちゃんと断ち切ると、不思議と次の出会いが訪れるもの。その際には、写真や連絡先は消すなど、強い意志で決断するのがポイント。

「NOを言えるようになると、人を利用しようとする相手は離れていきます。必要なときにはNOを言うことは失礼ではないと知ること。ただし、言い方は選んで。それと、アイメイクを濃くする、姿勢をよくするなど、ナメられないような外見を意識するのも大事。心理的にもNOを言いやすくなります」

最後に、星座の4エレメント別、ダメ恋パターンとアドバイスを教えてもらった。これらを実践して、40代で幸せな結婚をした真木さんに続きたい!

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エレメント別ダメ恋パターン&アドバイス

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fotostorm//Getty Images

火のエレメント(おひつじ、しし、いて座)
ダメ恋パターン:勢いがあるものの、熱しやすく冷めやすいためすぐに飽きてしまいがち。危険な恋にわざわざ自分から飛び込んでしまう傾向。ときめき中毒なために、関係が落ち着くと物足りなくなってしまう。
ひとことアドバイス:相手のペースも大事にしながら、焦らずクールダウンを。

土のエレメント(おうし、おとめ、やぎ座)
ダメ恋パターン:条件を気にしすぎて、なかなか行動に出られずチャンスを逃す。我慢強いためにNOが言えず、相手を調子に乗らせてしまうことも。
ひとことアドバイス:慎重になりすぎると新しい出会いを掴めないので、ときには冒険することも大切。変化を楽しんで! 無理なことは無理と伝えた方が大事にされる。

風のエレメント(ふたご、てんびん、みずがめ座)
ダメ恋パターン:ドライすぎて深入りを避けてしまい、うわべだけの関係に。理屈を押し付け、自分に理解できないものは受け入れようとしない。
ひとことアドバイス:深い対話を避けず相手との心の絆を大事にすると、よりよいパートナーシップが手に入る。寄り添う気持ちを忘れずに。

水のエレメント(かに、さそり、うお座)
ダメ恋パターン:尽くして相手を甘やかす、“ダメンズ養成マシーン”になりがち。情に弱いため押しに弱く、ダメだとわかっているのにずるずると流されてしまう。
ひとことアドバイス:「つながっていたい」という気持ちが強いため、依存にならないよう注意。過度な干渉や期待をやめて、お互いに心地いい距離感を保つよう意識して。

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PROFILE

真木あかり 女性誌やウェブメディアで多数連載を抱える、人気占い師。寄り添うように温かい文章と鋭い切り口のアドバイスで支持を得ている。近著に『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』(集英社刊)。落ち込んだときの心の救急箱として役立つアドバイスが詰まった、占い実用本。X : @maki_akari

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