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ワルな男に萌える! 悪役イケメン俳優に酔う新作韓国ドラマ5選

パク・ヒョンシクが再びワルに挑戦した『TWELVE トゥエルブ』など、イケメンが続々悪い男に変化!

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イケメンはそれだけで尊いと思っている人が世の中には多いのかもしれませんが、ルッキズムに否と言いたい本格派ドラマファン(なんだそれ)の私は「イケメンだからって世界中がメロメロなると思ってんじゃねーよ!」と毒づくのが基本姿勢!長台詞に負けない強いハート、表情だけで心情を表現できる、捨て身の笑いが取れるなどなど、俳優としての価値はそこからのプラスアルファにかかっていると思っている派なんですけども、そういう中でここ最近、半端ない悪役を嬉々として演じるイケメン俳優が増えてきたこと、そしてそこを皮切りに俳優としてひと回りもふた回りも成長するのが見られることは、非常に嬉しい!そういうわけで今回は、イケメン俳優が悪役を演じるドラマをピックアップ!顔がいいから邪悪な迫力プラスオン、顔がいいからこそ情けなさ5割増し、善人演じるよりなぜか色気ダダ漏れというイケメンワルの世界を、ぜひぜひ楽しんでくださいませ!

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『TWELVE トゥエルブ』(パク・ヒョンシク)

promotional poster for a fantasy series featuring multiple characters in dramatic poses
Disney+

ディズニープラスの今年目玉作品のひとつといってもいい『TWELVE トゥエルブ』は、私の愛するマ・ドンソクが脚本にも参加しているヒーローもの。『墓破 パミョ』のグループを「ミョベンジャーズ」と呼び、人気のモデルをまとめて「モデルアベンジャーズ」と呼ぶ韓国人は何しろ『アベンジャーズ』が大好き。でもってディズニープラスは本家『アベンジャーズ』(マーベル)シリーズの権利元で、人気の韓国コンテンツでもドル箱になりえる「それ系」を作りたい!って感じで、『ムービング』はまさにその超大成功例だったわけですが!っていうかよく考えたら『エターナルズ』でマーベルヒーローの一翼担った俳優、それも韓国で興行パワー抜群の俳優ドンソク兄貴がいるじゃないの!っていうかいろいろ厳しかった『エターナルズ』の「太古の昔から人類を守ってきた神々が、再び目覚めた悪と戦う」って話を、韓国風に「十二支=神獣」ってことで作り直しちゃうってのどうかしら?!ってな発想で誕生したのがこの企画じゃないかと、渥美は想像(妄想)!というわけでまだ予告編しかみてない『TWELVE トゥエルブ』について、いつもどおり厚顔無恥にもいろいろ予想したいと思います!

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』|予告編|マ・ドンソク、パク・ヒョンシクら豪華キャストが出演!十二支の守護神が悪に立ち向かうバトルアクション・ファンタジー|Disney+ (ディズニープラス)
韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』|予告編|マ・ドンソク、パク・ヒョンシクら豪華キャストが出演!十二支の守護神が悪に立ち向かうバトルアクション・ファンタジー|Disney+ (ディズニープラス) thumnail
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さて予告編でも「全身虎柄」姿で登場するドンソクは「虎の天使」で、どうやら「エンジェルキャピタル」という金貸し業やってるぽく、十二支仲間の若いのもそこで働いているぽい。その他、刑事(たぶんソ・イングク『元カレは天才詐欺師 38師機動隊』)とか、博物館司書(たぶんイ・ジュビン『恋愛体質 30歳になれば大丈夫』)とか、医師と看護師(レジーナ・レイ&コ・ギュピル『熱血司祭』)とか、『エターナルズ』よろしくみなさん一般人として生きてるわけですね。そんな中、1000年前に封印したはずの悪が目覚めてでてきちゃうんですね。これが、悪役に初挑戦のうちの子(どこの人?)、「オグィ(汚鬼)」ことパク・ヒョンシク(『埋もれた心』)です!

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(C) 2025. LG Uplus Corp., Contents G. All Rights Reserved//Disney+

予告編でのヒョンシクは黒尽くめのファッションに黒い翼をバサーっ!バサッ!ってな感じに翻したりなんかしちゃって、まさに「セクシーワル」的な雰囲気満点です!十二支の中でも特別な力を持っているらしい「龍の天使=ジュビン」の力を奪うために魂(ソウル)を抜き取るなんてこともしちゃっているようですが、誰かに「オグィの力を借りたい」なんて感じでそそのかされてるんですね!つまりはヒョンシクはワルの主犯ではないと私は見ました!

 
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めちゃめちゃ気になるのは「十二支」と言いながら、神獣が8人しかクレジットされていない、渥美調べによると「丑(うし)卯(うさぎ)未(ひつじ)酉(とり)」の4人がいないんですね!この人たちの不在には千年前の戦いが関係しているようなんですけど、私、ヒョンシクは「黒い翼の堕天使」つうことで、実はズバリ「丑」なんじゃねえか、かつて十二支の仲間だったのに、なんかしらの辛い経験から闇落ちしちゃったメンバーなんじゃないか、そしてその事実が明らかにされた後半には爆発的な「可哀想萌え」が起こるんじゃないかと期待しています!!『アベンジャーズ』よろしく、意外と人間ドラマも見せてくれる気がする!

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今回のヒョンシクはドンソク相手にアクションも繰り出すわけで、まあもちろんあれだけの体格差でガチなリアルアクションってわけにはいきますまいが、目の色変わって光線びびび!とか、手の平から炎ぐわーっ!!!とか、まあ文字で書くととんでもなく稚拙になっちゃってごめんなさいですが、そのへんの金かかってる感じを楽しみにしたいです!

ディズニープラスのスターにて8月23日(土)から配信開始

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『暴君のシェフ』(イ・チェミン)

 
Coutesy via TVING//Netflix

さてディズニープラスの『TWELVE トゥエルブ』が配信される同日に、Netflixで配信されるのが『暴君のシェフ』。現代のフレンチの有名シェフ、イム・ユナ(『キング・ザ・ランド』)がなぜか李朝時代にタイムスリップ。料理の腕を認められ宮廷の厨房で働き始めるも、この時代の王が”絶対味覚”!」を持つ暴君イ・チェミン(『イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで』)だったために、毎度の食事が命がけ!という状況に……!

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暴君のシェフ | 予告編 | Netflix
暴君のシェフ | 予告編 | Netflix thumnail
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現代の有名シェフが李朝にタイムスリップして…って、それ『哲仁王后 俺がクイーン?!』だろ!って思うけども、こっちは料理人は料理人のままで、出会った暴君に、その時代にはなかったパスタとかバターソースとかチーズといったうまいものを、どうにかこうにか作って食べさせて、だましだまし生き延びる、でもそのうち暴君との恋が始まっちゃう、というスリルとサスペンスのラブコメが展開するようです!

 
Coutesy via TVING

とはいえ韓国の宮廷モノったら、どろどろ権力争いがないはずはないんですね。まだ見られてないんでこれもまた妄想ばっかりで書きますが、李朝には「暴君」と言われる王が二人いまして、一人が『七日の王妃』でイ・トンゴンが演じた燕山君、もうひとりが『華城』でチャ・スンウォンが演じた光海君。ドラマで暴君が出てくるときはだいたいこのどっちか、もしくは『王になった男』みたいに二人をミックスした感じがモデルになっております。でもって今回イ・チェミンが演じる王ですが、名前が「イ・ホン」でどうやら光海君の模様。

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a warrior preparing to shoot an arrow while mounted on a horse
Coutesy via TVING

この人の時代は、豊臣秀吉の朝鮮出兵はあるわ、中国で対立する宗主国・明と、新興国・後金(後の清)の両方から「お前はどっちにつくんじゃ、オラ」と迫られている時代でただでさえしっちゃかめっちゃかなのに、朝廷内も「親明派」「親清派」で分断しちゃってるんですね!光海君はそもそも「嫡子(正妻の子)じゃない」ってことで先王に嫌われ、朝廷内でも「王としての正当性」を疑われ、それを覆すべく日本軍との戦いでも最前線に立ち、先見の明で銃器の製造を始め…と「え、それって暴君?」感じなんですけど、一方でエグい粛清もやっており、つまりは暴君か否かホントのところようわからん!っていう人なんですね!つまり一見すると眼光鋭い、クールなんだか怖いんだかわからないチェミン、だけどユナ(というか見ているわしら)だけが本当のところを理解する(なぜかっつうと歴史を知ってるから!)って感じなんじゃないかと!こういうのを「おいしい悪役」っていうんですよ!

a romantic moment between two characters in traditional attire
Coutesy via TVING

このドラマ、ご存じの方も多いと思いますが、最初は暴君役としてパク・ソンフン(『イカゲーム』)が決まってたんですけど、『イカゲーム』をもじったAV作品のポスターを見つけたソンフンが「オモシロ!」とインスタに投稿、これが韓国で不適切として大炎上しちゃったんですね!日本は悪い意味でそういうことにユルい国なんで「ええええ!」とか思うけど、韓国は良くも悪くもそういうのにめっちゃ厳しいので、降板することになっちゃったんです!

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courtesy via TVING

チェミンのファンに失敬を承知で言えば、こういう状況でソンフンと同レベルの俳優さんをキャストするのは難しく、16歳も年下の若手俳優チェミンが代役になったんですね。まだドラマ見ていなけども、もちろん頑張ってほしいし、このドラマでさらに大スターになってね!とは思うんだけども、ソンフン好きの私としてはソンフン版が見たかったな~~!(愚痴がなげーわ)

※8月23日よりNetflixにて配信開始

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『トリガー』(キム・ヨングァン)

 
Netflix

拳銃の所持が認められていない韓国でなぜか起きた一般人による銃撃事件、なんでなん?てことで「銃器の専門家」として駆り出された派出所勤務の警官キム・ナムギル(『熱血司祭』)。いわゆる駐在さんなのになぜ?って話なんですが、実はこの人、かつては様々な紛争地帯を渡り歩く特殊部隊だったんですが、でもあまりに多くの殺し合いを見てきたために、出世も大事件も無関係に、普通の人の生活とか心の痛みに寄り添う駐在さんになってるわけです。そんな中、最初に起きた事件の犯人が取り調べで「見知らぬ人から大量の拳銃が宅配便で送られてきた」と供述し始め、警官はウッソだろ~!?とか思うんですが、同様の事件が次々に起こり始めるんですね~。

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『トリガー』予告編 - Netflix
『トリガー』予告編 - Netflix thumnail
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さてそんな中、ナムギルが出会ったのがキム・ヨングァン(『愛だといって』)です。軍需企業の銃弾検査技師だと語るヨングァンは、闇サイトを通じて銃を手に入れようとしたけど、彼のもとに送られてきたのは銃弾と住所リストのみ。拳銃を手に入れようとそのリストの住所を訪ねたところをナムギルと出会い、どうやら拳銃の流通を請け負った組織のヤクザと鉢合わせてしまい、行きがかり上ナムギルを手助けすることにーーなるんだけども、いやいやいや、どう考えてもこいつクサすぎるだろ!というあなたの勘は正解!助けてくれているように見えるけど、ちょいちょい怪しい!ちょいちょい悪魔的!というのが積み重なってゆき、やがてその恐るべき正体が見えてくるわけです…!

 
Netflix

さてキム・ヨングァンですが、古くは『ピノキオ』のイ・ジョンソクの同期のマザコンの御曹司として、はたまた『ウチに住むオトコ』とか『こんにちわ、私だよ』などでは年上女子と相性の良い「愛嬌たっぷりの大型犬」的な可愛さを振りまいていた人で、私ずっと大好きなんですけど、彼を悪役として開花させたのはネトフリ異色の変態的サスペンス『サムバディ』です!これまでのコミカルな姿は、この作品の前フリだったんじゃないかと思うような不気味な連続殺人鬼の役なんですけど、この作品はその両方を備えた役と言っていいと思います!

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前半はナムギル兄貴の弟分、あらあら懐かしい可愛い系ヨングァンじゃないのと思っていたら、回を追うごとに、え?え?え?という具合にどんどん恐ろしくなってゆき、ワルの色気もドバドバ出し始め、なんというか最終回には映画『ダークナイト』みたいな絶対悪になってゆく、というんでしょうか。途中で描かれるこの人の生い立ちもあんまり見たことないエピソード満載で、キャラクターもすごく印象的かつ物語的で、もし私がマンガ家だったら(じゃないけども)パクリたい! ナムギルはいつも通りで悪くないけども、これはヨングァンの作品になっちゃっているなと感じさせる、美味しい役どころっていうんでしょうか!

 
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さてドラマ自体は「誰もが過剰なストレスを抱え、トリガー(引き金)を引く寸前」で「(兵役があるので)人口の半分は銃器を使える」という韓国のリアルな状況の中で、「もし今、人々が銃を手にしたら?」というところから始まるわけですが、最後まで見ると単なるサスペンスではないディストピアものという感じ。なんつうか、新しい。ネトフリ久々にすげーもん作ったな!と渥美は感じました!

※Netflixにて独占配信中

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『鬼宮』(ユク・ソンジェ&キム・ジフン)

 
(C)SBS

巫女の祖母のもとに生まれたキム・ジヨン(『25、21』)は、霊とか悪鬼が見えちゃう巫女としてのすごい才能をもちながらも、腕の良いメガネ職人をしています。なんでかっつうと、幼い頃からその地域に住み着く「龍になりそこねた大蛇の精霊カンチョリ」に魅入られ、隙あらば乗り移ろうと付きまとわれてるから。ジヨンの霊力と一体化すれば龍になって天に昇れるんですね。ジヨンは祖母が残した「警鬼石(きょんぎそく)」でかろうじて身を守っています。

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韓国ドラマ「鬼宮(ききゅう)」予告
韓国ドラマ「鬼宮(ききゅう)」予告 thumnail
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そんなある日、官僚になった初恋の人ユク・ソンジェ(『ゴールデンスプーン』)が帰郷し、ジヨンに「一緒に王宮に行って王にメガネを作ってほしい」と頼むんですね。実は都では世子が悪鬼に取り憑かれて大騒動になってるんですけど、誰よりも才能あるけど巫女の仕事はしたがらないジヨンを嘘をついて連れて行こうと言う寸法です。ところが都への道中で、ソンジェは彼を付け狙う政敵に殺害されてしまい、その体にカンチョリが入っちまうんですね!ところがソンジェの身体に入ったカンチョリは、なぜかそこから全然でられなくなってしまい、ソンジェとしてしばらく過ごすことになってしまいます。

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individual wearing a traditional korean hanbok in an outdoor setting
(C) SBS

ドラマの見どころはソンジェの一人二役で、真面目で礼儀正しく爽やかな「人間ソンジェ」の、横柄で自信満々で不真面目の「蛇ソンジェ」への変貌です!目つきも悪いし口も悪いし時々鱗浮き上がるしで怖いんですけど、笑えるのは人間の味覚を初めて体験し食べ物見ると見境なくなり、大好物の「南瓜アメ」を条件にすると意外と引き下がってくれちゃうヤツになっちゃうんですね!新しい食べ物食べて夢見心地になるところのアニメとかめちゃめちゃ可愛くて、そうこうしているうちに、ジヨンとの関係も母親との関係もどんどん人間ぽくなってくるのが最高です!

individual dressed in traditional attire showcasing rich embroidery
(C)SBS

さて二人は王宮に憑いた「八尺鬼」という最強かつ正体不明の悪鬼と戦うことになるわけですが、この悪鬼はある理由から王族を恨んでいまして、王キム・ジフン(『この恋、断固お断りします』)にも取り憑きます!このドラマでソンジェ以上に悪役イケメンなのは、実はこの人です。『この恋、断固』で芸能事務所の茶髪ロン毛のイケメン社長を演じ、実はユ・テオ以上に巷をメロメロにしたジフンは、『ペーパーハウス・コリア』では見せまくっていた肉体美もコルリョンポで完全封印してますが、ガチなイケメンは顔だけですげー迫力かましてくるな!というすごさ!特に画面に「取り憑かれてない白ジフン」が「取り憑かれた赤ジフン」が登場し、「赤」の言葉責めによって「白」が押しつぶされてゆく15話のすごさ!もう必見です!

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