アジアとアメリカ大陸の計16都市を巡り、50万人以上を動員したBTS・J-HOPEのワールドツアー『j-hope Tour ‘HOPE ON THE STAGE’』が、ソウル・高陽総合運動場メインスタジアムでのアンコール公演でついにフィナーレを迎えた。2025年6月13日、BTSのデビュー12周年という記念すべき日に開催されたステージは、BTSメンバーが応援に駆けつけ、新曲の初披露、さらにはJIN&JUNG KOOKとのサプライズステージも実現し、ARMYにとって忘れられない一夜に。

J-HOPEのこれまでの歩みが詰まったステージを、ELLEが速報でお届け。

J-HOPEのすべてが詰まったステージ

コンサートは、2022年リリースのJ-HOPEのソロデビューアルバム『Jack In The Box』収録曲「What If...」でスタート。約3時間にわたる公演では、J-HOPEのダンス愛が炸裂。フリースタイルからハウス、タット、ロッキング、ポッピングまで多彩なジャンルのダンスを惜しみなく披露。「ダンスは僕の人生」と話す、自身のドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』での言葉を体現するステージだった。

 
(P)&(C)BIGHIT MUSIC

セットリストには、ミックステープ時代の楽曲からBTSの楽曲、さらにはこの日リリースされた最新ソロ曲まで、J-HOPEの音楽キャリアのすべてを凝縮。彼のアーティストとしての歩みを強く感じさせる、まさに集大成を見せつけた。

JUNG KOOKがサプライズ登場!

コンサート中盤では、2日前に兵役を終えたばかりのJUNG KOOKがサプライズ登場。2人のコラボ曲「i wonder... (with Jung Kook)」の途中で姿を現し、何度もハグや忠誠ポーズを交わしながら、久しぶりのコラボステージを披露。JUNG KOOKは、「会いたかった」「久しぶりなので、皆さんの歓声が大きく聞こえる」とARMYに語りかけた。

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jungkkook
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J-HOPEが「JUNG KOOKが来てくれました。この1曲だけで帰ってもらうわけにはいかないですよね?」と問いかけ、続いてJUNG KOOKのソロ曲である「Seven (feat. Latto)」を2人で披露。除隊直後の短髪JUNG KOOKが見せたパワフルなステージと、J-HOPEとの息の合ったペアダンスで、会場のARMYを完全に魅了。

最新曲「Killin’ It Girl (feat. GloRilla)」を初披露

この日、公演当日にリリースされたばかりの最新曲「Killin’ It Girl (feat. GloRilla)」も初披露された。ソウル公演での「Sweet Dreams (feat. Miguel)」、ブルックリン公演での「MONA LISA」に続く、今回のツアーで3曲目の新曲お披露目。J-HOPEは「セクシーなJ-HOPEが見られるパフォーマンスです」と照れながらコメント。「MONA LISA」「Sweet Dreams (feat. Miguel)」「Killin’ It Girl」の3曲が、すべて“愛”をテーマにした曲であると改めて言及した。

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JIN&JUNG KOOKとのアンコールステージ

アンコールを待つ間、ステージにはBTSのロゴが映し出され、会場の期待は最高潮に。2017年のBTSの名曲「Spring Day」がスタートすると、JINがサプライズ登場し、J-HOPEと手を取り合いパフォーマンスを披露。「デビュー日だから」と、JINがJ-HOPEに直談判して実現したステージであることも明かされた。

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a performer on stage wearing casual attire holding a microphone
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その後、JINは自身のソロ新曲「Don't Say You Love Me」を披露。続いて、2019年のBTSの楽曲「Jamais Vu」を歌い始めると、J-HOPE、そしてJUNG KOOKも加わり、3人でのパフォーマンスが実現。

 
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直近のグローバルヒットではなく、グループにとって意義深い韓国語曲のセレクトは、長年のARMYへの想いや愛を感じさせる。JIN、JUNG KOOKの美しい高音にJ-HOPEのラップが加わった最高のハーモニーは、忘れられない一夜のハイライトに。

BTSメンバーが全員集合

ステージに登場したJINとJUNG KOOKのみならず、他の4人のメンバーも会場に駆けつけ、J-HOPEのソロツアーを応援。BTSが7人全員で公の場に姿を現すのは、2022年10月の釜山公演以来、実に約3年ぶり。

「BTSのメンバーがいなければJ-HOPEはいなかったし、ARMYがいなければBTSもいなかった」とJ-HOPE。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

未来への希望を歌い、締め括ったツアーフィナーレ

アンコールステージの最後は、「来てくださったみなさんの未来を応援します」という温かいメッセージとともに、楽曲「Future」、そして「NEURON」で締め括った。

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今回のツアーは、まさにアーティスト・J-HOPEのこれまでの活動の集大成。彼の情熱と努力が詰まったステージは、観客の心に深く響き渡った。3年ぶりにBTSが再集結するという嬉しい瞬間も訪れ、2025年の本格的な活動再開を予感させる、希望に満ちた一夜となった。