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京都発の国際的な現代アートフェア「ACK」が今年も開催

4回目となる今年は、世界各国から69のトップギャラリーが集結。

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2023年 ACKイベントホール会場俯瞰 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki

2024年11月1日(金)から3日(日)まで京都の国立京都国際会館を会場に「コラボレーション」をコンセプトとする現代美術の国際的アートフェア「Art Collobaration Kyoto (ACK)」が開催される。4回目を迎える今年は、19の国と地域(25都市)から、69のギャラリーが出展する。

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2023年 ACKイベントホール会場風景 Courtesy of ACK, photo by Moriya Yuki

「ACK」最大の特徴は、ギャラリーが出展するブースの形式にある。フェアを構成するセクションは2つ。「ギャラリーコラボレーション」では、日本国内のギャラリーと海外のギャラリーが1つのブースをシェアする。例えば東京のスカイ・ザ・バスハウスと数々の世界的アーティストを扱うニューヨークのTanya Bonakdar Gallery(ターニャ・ボナクダー・ギャラリー)や、京都を拠点とする老舗の思文閣とメキシコシティから初出展する気鋭、kurimanzutto(クリマンズット)によるコラボレーションは必見だ。

もうひとつの「キョウトミーティング」は、京都にゆかりのあるアーティストや作品を紹介するセクション。今年は規模を拡大し、初出展となる京都のOSCAAR MOULIGNE(オスカー・ムリーン)やベルリンのneugerriemschneider(ノイゲリムシュナイダー)を含む、合計13ギャラリーが京都ならではの展示を披露する。

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チョン・チンイン(張瀞尹)(左)、アンドレ・チャン(陳子澂)

「ACK Curates」は、「ACK」が主催するプログラム。プログラムディレクターが毎年異なるテーマを提示し、企画展やキッズプログラム、トークイベントを行う。

今年のテーマは、「Resilience〜わたしたちがつなぐものたち」。ゲストキュレーターに決定したのは、アンドレ・チャン(陳子澂 )とチョン・チンイン(張瀞尹)による香港拠点のキュレーションプラットフォーム、Arts Collective(アーツ・コレクティブ)だ。企画展では、現代アートとその他の文化領域との融合の実践が注目を集めるこの2人が、同テーマに応答するキュレトリアルテーマを設定して作品を選び、展示を構成する。

「ACK」ではこのほかにも、京都各所で同時期に開催される多彩なアートイベントとも引き続き連携。京都でしか味わえない唯一無二のアート体験を、紅葉の始まりとともに楽しみたい。

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ACK2024 Teaser Flyer, design by Shiotani Keigo

ACK 2024
会期/2024年11月1日(金)〜11月3日(日)
会場/国立京都国際会館ほか
住所/京都市左京区宝ヶ池

公式サイト

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