フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)の名作を集めた展覧会が神戸で2期にわたって開催される(2026年以降、福島と東京にも巡回)。本展は、神戸では阪神・淡路大震災から30年、福島では東日本大震災から15年という節目に合わせて企画されたもの。世界屈指のファン・ゴッホコレクションを誇るオランダのクレラー=ミュラー美術館所蔵の名品が公開される貴重な機会だ。
初期のオランダ時代から、多数の傑作を生みだした南仏アルル時代に至る、画家としての彼の前半生をたどる第1期は、人気作《夜のカフェテラス》をはじめとする作品約60点のほか、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワールら同時代の印象派巨匠の名作も展示される。また、2027年スタートの第2期はアルル時代から晩年期に焦点を当て、約70年ぶりの来日となる《アルルの跳ね橋》が目玉となる。困難な人生を歩みながら創作し続けたゴッホの魅力をその作品の実物から感じてみては。
【神戸展】
会期:第1期 2025年9月20日~2026年2月1日、第2期 2027年2月~5月頃
会場:神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区京町24)
開館時間:9:30〜17:30(金曜日・土曜日は20:00まで。入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日または祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日休館)、年末年始
【福島展】
会期:第1期 2026年2月21日~5月10日、第2期 2027年6月19日~9月26日
会場:福島県立美術館(福島県福島市森合西養山1)
【東京展】
会期:第1期 2026年5月29日~8月12日、第2期 2027年10月~2028年1月頃
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
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