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Poltrona Frau

「ポルトローナ・フラウ」が陶芸家・建築家の奈良祐希とコラボレーション、特別展示を開催

奈良が手掛けた陶芸作品を、専用の展示台と共に数量限定で販売。

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陶芸家・建築家という⼆つの顔を持つ奈良祐希が手掛ける、金沢21世紀美術館や英国ヴィクトリア&アルバート博物館等に永久収蔵されている陶芸作品《Bone Flower》と、奈良によるデザインを「ポルトローナ・フラウ」が形にした専用の展示台《Yuki Nara Pedestal》が、5セット限定で販売される。これを記念して、現在ポルトローナ・フラウ東京青山では、特別展示『Born Again』を開催中だ。


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Poltrona Frau

今回、展示・販売される《Bone Flower_1/f》のタイトル名にある「1/f(エフぶんのいち)」とは、自然界に存在する、予測できない変化や動きを意味する「1/fゆらぎ」に由来。奈良は、自身の代表作《Bone Flower》の特別モデルである本作について、こう語る。

「《Bone Flower_1/f》では、通常のモデルに比べ、焼成温度を70度高めました。土は焼いている時に動きます。その動き方を制御していくプログラムが従来の焼き方なのですが、今回は動きをポジティブに受け止めて、自然素材に対峙した際のクセを立ち上がらせることを試みました。土に本能的に自由に動いてもらったというわけです」

ポルトローナフラウ
Poltrona Frau

《Bone Flower_1/f》とセットで販売されるのが、「ポルトローナ・フラウ」の最高級レザー“Pelle Frau® (ペレ・フラウ)”を張り込んだ専用の展示台《Yuki Nara Pedestal》だ。

「《Bone Flower》は、見る角度によって異なる表情を味わうことができるシリーズ。この展示台でも、そういった点は意識しました」と奈良。樹木の構造をイメージしたと言う展示台の側面をよく見ると、独特のシワやたわみが目に止まる。「牛が生きた証でもある、牛革の表面に見られる様々な表情を『なかった』ことにはしたくなかった。敬意を払い、生きた痕跡を再び人間の手で取り戻したいと思いました。それぞれの展示台には部位の違いによる豊かなテクスチャーが生まれましたが、それこそが牛の個性なんです」

「ポルトローナ・フラウ」の職人は、奈良がデザインした有機的なフォルムを見事に具現化しつつ、それぞれの革が持つ特徴も生かした。「110年以上の間、革と向き合ってきた『ポルトローナ・フラウ』だからこそ実現できた形だと思います」と奈良も満足げに微笑む。

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ポルトローナフラウ
Poltrona Frau

「この革に宿っていた命を、作品として表現したい」という奈良の思いから、英語で「転生」を意味する『Born Again』をタイトルに掲げた本展。ポルトローナ・フラウ東京⻘⼭での会期は2025年3月2日(日)までだが、3月1日(土)から3月16日(日)にかけて大阪店でも開催される。

なお、《Bone Flower_1/f》と専用展示台《Yuki Nara Pedestal》の購入の申し込みに関しては、イベント会期中の各店舗に加え、2月28日(金)まではポルトローナ・フラウのホームページからでも受け付ける(その後、厳正な抽選の上、購入者を決定)。

伝統と革新を追求し、常に進化を続ける「ポルトローナ・フラウ」と、日本古来の素材と技法を使いながら新たな価値を切り開いていく奈良祐希による今回のコラボレーション。作品に目を近づけ、自然素材や、かつてそこにあった命によってもたらされる「ゆらぎ」を感じ取ってほしい。


Born Again
ポルトローナ・フラウ東京⻘⼭
会期/〜3月2日(日)
営業時間/11:00〜19:00
定休日/水曜 ※祝日は営業

ポルトローナ・フラウ大阪
会期/2025年3月1日(土)〜3月16日(日)
営業時間/11:00〜19:00
定休日/水曜、土曜 ※祝日は営業

公式サイト

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