
2010年の初回から6回目を迎えた「瀬戸内国際芸術祭」が幕を開けた。今年は、これまでで最大となる37の国と地域から、218組の作家が参加。256作品が展示されている。約100日にわたる会期は、春・夏・秋の3シーズンに分かれていて、一部の作品や会場が入れ替わる。季節ごとに異なるアートと出合うと共に、刻々と変化を遂げる瀬戸内の自然を堪能することができるのも「瀬戸芸」ならではの楽しみだ。
本記事では、2泊3日で巡る芸術祭の旅をご提案。香川・高松に到着した日には、瀬戸大橋エリアを探索して旧小・中学校を会場とした展示などを楽しみつつ、高松港に繰り出し、芸術祭で高揚した港の雰囲気を感じよう。2日目は高松港を出発したら直島でフェリーを乗り継ぎ、妹島和世が手掛けた建築とアーティストの作品によるコラボレーションが点在する犬島へ。その後、豊島で塩田千春の新作などを鑑賞したら、再び直島に移動。ヤン・ヘギュとアピチャッポン・ウィーラセタクンによるインスタレーションなど日没と共に装いを変える作品たちをじっくり堪能したい。最終日には女木島と男木島で、島の風景との共生を試みた作家たちの思いを感じながら、街歩きを楽しむ。
それでは、「瀬戸内国際芸術祭」へ出発! フェリーに揺られ、それぞれに特有の歴史をもつ島々とアートの魅力を味わい尽くそう。
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