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大人が読んでも面白い、建築絵本15

子供の感性と興味をくすぐる「建築絵本」。世界の建築をめぐる絵本や安藤忠雄原作本など!

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子どもにとって、一番身近な存在である「家」。世界にはどんな建物があるのか、家にはどんな役割があるのか、建築家とは......。知りたいことはたくさんあるはず。今回は、子供の感性と興味をくすぐる「建築絵本」を厳選してご紹介! 子どもはもちろん大人も楽しめる絵本ばかりなので、ぜひ手に入れて読んでみて。

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1

エクスナレッジ 『子どもに教えたい 大人にも知ってほしい 世界を変えた建物』 クリスティーネパクスマン(著)、アンネ・イベリンクス(絵)

Amazon’s Choice
『子どもに教えたい 大人にも知ってほしい 世界を変えた建物』 クリスティーネパクスマン(著)、アンネ・イベリンクス(絵)
¥1,980
Credit: Amazon

人類が最初につくった建築から、ピラミッドやギリシャ神殿などの古代建築、フランク・ロイド・ライトやル・コルビュジエによる近代建築、そして現代の超高層ビルまで。1万年にわたる歴史の中で、エポックメイキングとなった世界の建物を約25件厳選し、年代順で紹介。

一度は見たことのある建築も、それがどの時代に建てられたのか、どんな技法が使われているのか、どんな思いが込められているのかまでは知らない人も多いはず。この本を読み進めていくと、なぜ建物が今のような形をしているのか、そして、建物の未来がどうなってゆくのかが分かるはず。


2

エクスナレッジ 『絵でわかる 建物の歴史』エドゥアルド・アルタルリバ、ベルタ・バルディ・イ・ミラ(著)、伊藤史織(翻訳)

『絵でわかる 建物の歴史』エドゥアルド・アルタルリバ、ベルタ・バルディ・イ・ミラ(著)、伊藤史織(翻訳)
¥1,760
Credit: Amazon

大昔、悪天候や動物から身を守るための洞窟や小屋からはじまった家は、どんな歴史を経て今の形になっていったのか? 古代ローマの公衆浴場や劇場を抱える街全体をうつしながら都市計画の始まりを紹介したり、世界の様々な形の住宅が一覧になっていたり、建築家の仕事や火星での暮らしについて触れていたり......この本とともに時代を追っていくと、建築はもちろん、当時の暮らしや文化、デザインの変遷にいたるまでを幅広く知ることができる。


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3

ポプラ社 『MONUMENTAL 世界のすごい建築』サラ タヴェルニエ、アレクサンドル ヴェルイーユ (著)

『MONUMENTAL 世界のすごい建築』サラ タヴェルニエ、アレクサンドル ヴェルイーユ (著)
¥3,080
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約35cmの大きな絵本に描かれた、178のすごい建築。世界地図と見比べながら、古い遺跡から現代の建物まで、建築をめぐる旅に連れて行ってくれる。アイコニックな建築がどのくらいの時間をかけてつくられたのか、だれが建てたのか、どんな賞をとったのかなど、ちょっとした豆知識とともに紹介している。たくさんの情報が凝縮されているので、これを読み込めば世界の建築を知り尽くすことができる。子供はもちろん、建築好きの大人なら持っておきたくなる一冊。


4

パイ インターナショナル 『ものがたりの家 -吉田誠治 美術設定集- 』吉田 誠治(著)

『ものがたりの家 -吉田誠治 美術設定集- 』吉田 誠治(著)
¥2,420
Credit: Amazon

イラストレーターの吉田誠治が生み出した、30以上の住んでみたい空想の家が収録された美術設定集。「几帳面な魔女の家」や「竜と暮らす家」、「若い発明家の風車小屋」など、さまざまな家が登場する。リアルなイラストと書き込まれた設定を見ているだけでひとつの物語が存在しているような気持ちになり、1ページずつ時間をかけて読み込んでしまう。コマ割り絵本や線画、作品解説、メイキングなども掲載された充実した一冊となっている。


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5

西村書店 『ぼくは建築家ヤング・フランク』フランク ビバ(著)、Frank Viva(原著)、まえじま みちこ(翻訳)、ばん しげる(翻訳)

『ぼくは建築家ヤング・フランク』フランク ビバ(著)、Frank Viva(原著)、まえじま みちこ(翻訳)、ばん しげる(翻訳)
¥1,650
Credit: Amazon

主人公のヤング・フランクは、建築家のおじいさん、オールド・フランクと暮らしている。ヤング・フランクは、家にあるものを何でも使って、イスやビル、町をデザインして遊んでいるのだけど、おじいさんは「実際に座れない椅子や、まっすぐじゃないビルは良くないよ」と小言をボソり。ある日、ふたりは有名な建築家の作品を見に、ニューヨーク近代美術館(MoMA)へ。そこで、くねくねした椅子やねじれたビルを見つける......そのあとふたりが家に帰って何をするのかは、読んでからのお楽しみ。愛らしいイラストやセリフ、写り込む名作家具などにも注目。翻訳は日本を代表する建築家、坂茂が手がけている。


6

小学館 『いたずらのすきなけんちくか』安藤 忠雄(著)、はた こうしろう(イラスト)

『いたずらのすきなけんちくか』安藤 忠雄(著)、はた こうしろう(イラスト)
¥1,760
Credit: Amazon

安藤忠雄はじめての絵本。「こども本の森 中之島」を舞台に、安藤忠雄によく似た謎のおじさんが、興味津々の兄弟を案内していくお話。“やくわりばかり かんがえて たてものをつくっていたら どうなるとおもう?” “それだけじゃ つまらないだろう” “だから ぼくは、たてものに いたずらを しこむんだ” その言葉をきっかけにして、安藤建築が次々と登場していく。ひとつの建築ができるまで、建築家は何を考えているのか、どんな人と一緒に作っているのかが、子どもにもわかりやすく描かれている。安藤忠雄のエッセイやスケッチにも注目。


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7

講談社 『百年の家』J.パトリック・ルイス(著)、ロベルト・インノチェンティ(著)、長田 弘(翻訳)

『百年の家』J.パトリック・ルイス(著)、ロベルト・インノチェンティ(著)、長田 弘(翻訳)
¥2,090
Credit: Amazon

国際アンデルセン賞画家賞を受賞した、インノチェンティの傑作。1軒の古い家が生きた20世紀が、家の視点で語られていく。災厄や第二次世界大戦を経験し、人も家も傷を負いながらも強く生きていく様や、生活の中での喜びや悲しみが、美しく緻密な絵で描かれている。詩人である長田弘による翻訳で紡がれる言葉は、声を出して読み上げたくなるだろう。親子でじっくりと読みたい一冊。


8

岩波書店 『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン(著・イラスト)石井 桃子(翻訳)

『ちいさいおうち』バージニア・リー・バートン(著・イラスト)石井 桃子(翻訳)
¥880
Credit: .


1942年に発表されて以降、世界中で愛され続けているバージニア・リー・バートンの名作絵本。「むかしむかし、ずっといなかの しずかなところに ちいさいおうちが ありました」から始まる本作。ちいさいおうちはずっと同じところで、季節を、そして時代を超えて建ち続ける。やがて道路ができ、街ができ、高い建物がちいさいおうちを囲っていく......ページをめくるたびに変化していく風景が子どもの感性をくすぐるとともに、最後はあたたかな気持ちにさせてくれる一冊。


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9

世界文化社 『ランタンハウス あかりのともるおうち』エリン・ネピア(著)、アダム・トレスト(イラスト)、中井 はるの(翻訳)

『ランタンハウス あかりのともるおうち』エリン・ネピア(著)、アダム・トレスト(イラスト)、中井 はるの(翻訳)
¥1,595
Credit: Amazon

全米で人気のテレビ番組『ホームタウン』の司会者でもあるエリン・ネピアによる絵本。ランタンのように、家族と街を明るく照らす、おうち目線で描かれる物語。真新しい家に、若いふたりの夫婦が住み始めるところから始まり、家族とともに年月を超えていく。変わりゆく家族の形と、古くなる家。誰にでも訪れる出会いと別れが、鮮やかな絵で描かれている。家は住む人がいないと存在し続けられない......。自分が住む家を大切にしたくなる、心温まるお話。


10

『10人のゆかいなひっこし』安野 光雅(著)

『10人のゆかいなひっこし』安野 光雅(著)
¥1,815
Credit: Amazon

日本を代表する絵本作家、安野光雅による「数学」の絵本。この絵本には文字はなく、10人の子どもたちが、三角屋根の家から四角い家にひとりずつ移動していく様子が描かれている。片側のページは断面図、もう片側のページは外面図で家の窓のうち、5つの窓には穴が開けてあり、その窓から子どもが見える仕組みで「何人移動したか」を考えていく一冊。ページを何度もめくり返して人数を確認する楽しさや、子供にとって馴染みのない断面図をじっくりと眺める面白さが凝縮された絵本。


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11

ブロンズ新社 『おうちなのね』中川ひろたか(著)、100%ORANGE(イラスト)

『おうちなのね』中川ひろたか(著)、100%ORANGE(イラスト)
¥935
Credit: Amazon

1人の女の子が、地面の上に大きな四角を描く。それだけで、もうそこは「おうちなのね」。ご飯を食べたりお買い物に出かけたり、初めての絵本として、子どもの“家”への認識と想像力をくすぐる一冊。中川ひろたかと100%ORANGEの可愛らしいイラストによる人気絵本の「ごっこ遊び」編のうちの一つで、『バスなのね』と『ふねなのね』の3冊セットは、プレゼントにもぴったり。


12

偕成社 『わたしのいえ』カーソン エリス(著・イラスト)、木坂涼(翻訳)

『わたしのいえ』カーソン エリス(著・イラスト)、木坂涼(翻訳)
¥1,980
Credit: Amazon

丘の上にある家や街の中のアパートから豪華な宮殿、動物の家まで、世界各国そして物語の中のいろいろな家を大きなサイズで楽しむことができる絵本。今まで見たことのないような家を見ていく中で、自分の家や世界の家への興味がくすぐられるはず。あたたかな色合いと絵柄が美しく、何度でも読み返したくなる一冊。


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13

福音館書店 『あなたのいえ わたしのいえ』加古 里子(著)

『あなたのいえ わたしのいえ』加古 里子(著)
¥1,100
Credit: Amazon

「だるまちゃん」シリーズや「からすのパンやさん」でお馴染み、日本を代表する絵本作家のかこさとしによる、「いえ」の絵本。家がないと、雨の日は濡れてしまうし、晴れの日は太陽に照りつけられてしまう。それでは屋根をつけよう。では、風の日は? 壁をつけよう。そうやって、どんどん家の機能が増えていく。毎日過ごしていて、当たり前の存在になってしまっていたけれど、全ての機能が、私たちを快適に過ごすために必要な、“大きな暮らしの道具”なのだ。暮らすことについてや、家のありがたさに気づかされる絵本。


14

金の星社 『おうち』岡本よしろう(イラスト)、中川 ひろたか(著)

『おうち』岡本よしろう(イラスト)、中川 ひろたか(著)
¥1,430
Credit: Amazon

“なんで わたしは このおうちに かえってくるんだう”。迷子になった犬も、遠くへ蜂蜜を探しに行った蜂も、どうしてちゃんと元いたところへ帰るのだろう。主人公の女の子は、その不思議について考えをめぐらせる。“おうち”とは、自分にとってどんな存在なのかを考えるきっかけを与えてくれる一冊。絵本の中で描かれている馴染みのある生活シーンや家族のちょっとした動きにも注目。


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15

偕成社 『みんなで!いえをたてる』竹下 文子(著)、鈴木 まもる(イラスト)

『みんなで!いえをたてる』竹下 文子(著)、鈴木 まもる(イラスト)
¥1,100
Credit: Amazon

何もない空き地から一軒の家が出来るまでを定点観測するように描いた絵本。大人でもあまり知らないような作業車や工事の流れが描かれており、「家を建てるために、たくさんの人や車が頑張っているんだ!」ということがよく分かる。この絵本を読んだ後は、街なかを散歩しているときに遭遇する工事現場の見え方が変わったり、家に関わる仕事についての興味、そして自分が住んでいる家への関心が深まるはず。


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