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那須に行ったら訪れたい、おしゃれ建築・デザインスポット8

石上純也による「水庭」に癒やされるオーベルジュや、文化拠点として注目を集める図書館など。

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東京から1時間半で行ける那須は、豊かな自然が広がる気持ちの良い場所。近年ではおしゃれな複合施設が続けてオープンしており、休日に訪れたい東京近郊の観光地として人気を集めている。本記事では、那須に行ったら必ず訪れたいスポットを編集部が厳選してご紹介。ゆったりとした時間が流れる那須ならではの滞在を楽しんで。

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那須 無垢の音

オーベルジュ無垢の音

2024年4月に開業した「那須 無垢の音」は、広大な自然の中での宿泊をはじめ、ガーデンの散策や本格フレンチを楽しめる那須の最新スポット。35,000㎡を超える美しい森のなかに、「オーベルジュ」エリア、「B&B」エリア、「水庭」エリアという3つのエリアがあり、敷地のどこにいても自然の風景に包まれる気持ちよさを感じることができる。

写真は、建築家の石上純也氏による「水庭」。緻密な計算によって樹木、水、苔を配置することで生み出されたこのランドスケープは、ここでしか見られない壮大な作品だ。「水庭」は無料のドリンクがセットになった見学のみの予約も受け付けている。

オーベルジュ無垢の音

宿泊については、「オーベルジュ」と「B&B」の2つの宿泊スタイルを選ぶことができる。「オーベルジュ」では、1棟貸しの「スイートヴィラ」を15室用意。ゆっくりと過ごせる80㎡以上の広々とした空間にはテラスがついており、那須の美しい自然を目前に、贅沢な時間を提供する。







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オーベルジュ無垢の音

朝食や夕食は、徒歩 1分の位置にあるレストランへ。新進気鋭のシェフによる那須の新鮮な食材を活かした料理やワインを心ゆくまで満喫して。

また、ルームサービスの1つとして、専門のセラピストによるインルームスパを受けることも。アロマトリートメントで心をととのえる時間を過ごすのもよさそうだ。





オーベルジュ無垢の音

2024年7月には、「水庭」のそばでカジュアルに過ごせる1泊朝食付きの「B&B(ベッド&ブレックファースト)」もオープン。宿泊の翌朝にはピクニックバスケットが部屋に届き、部屋やカフェテラス、中庭など好きな場所で食べることができる。

那須 無垢の音
栃木県那須郡那須町高久乙 2294-3
公式サイト




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2

星野リゾート リゾナーレ那須

星野リゾート リゾナーレ那須

日本初の「アグリツーリズモリゾート」として2019年に誕生した「星野リゾート リゾナーレ那須」。約4万2千坪の天然生林に囲まれた敷地内に、宿泊棟をはじめ、農園、大浴場、アクティビティ施設、2つのレストランなどを有する。

「アグリツーリズモ」とは、イタリア語でアグリクルトゥーラ(農業)とツーリズモ(観光)の造語。「星野リゾート リゾナーレ那須」では、その土地の農業や自然、地域の活動に触れる体験を軸に、リゾートホテルとして食事やアクティビティを存分に楽しむことができる。

星野リゾート リゾナーレ那須

3つの山が連なる屋根が特徴的な「POKO POKO」では、自然を身近に感じる書籍が読めるBooks&Cafeや、小さな子供が全身を使って遊ぶことができるプレイエリア、ピッツァ作り体験ができる石窯など、さまざまなアクティビティを用意。







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星野リゾート リゾナーレ那須

客室は広大な敷地内の中にわずか43室が点在しているという贅沢さ。計6の部屋タイプを揃え、1人から大人数のグループまでに対応している。

客室の設計は「リゾナーレ八ヶ岳・熱海」を手掛けたクライン ダイサム アーキテクツ(KDa)によるもの。那須の大自然をテーマにしたデザインで、リラックスできる空間が広がる。

<写真>1階にリビング、2階にベッドルームを設えた「本館デラックスメゾネット。60平米の広々とした客室で、両階にテラスを備える。

星野リゾート リゾナーレ那須
栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
公式サイト

3

那須塩原市図書館 みるる

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JR黒磯駅前に隣接する「那須塩原市図書館 みるる」は、図書館としてだけでなく、カフェやギャラリー、学習室などの機能を備えた、まちの人々が交流する公共施設だ。ユニークな形状の屋根や大きなガラス窓、木のルーバーなど特徴的なこの建築は、UAoの伊藤麻理が設計を手掛けた。




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那須塩原市図書館みるる

館内は、地域のアイデンティティである森をモチーフしてデザインされていて、木立の樹冠を模した多面体のルーバーからは自然光が差し込み、まるで木漏れ日のように空間を照らしている。

1階では、吹き抜け空間の「森のポケット」を点在させながら、カフェやギャラリー、子供のためのスペースなどを配置。さまざまな関わり合いを感じながら過ごすことができる。

<写真>「言葉の彫刻(アフォリズム)」。新しい気づきや学びにつながることを意図して、各所に配置されている。言葉の選定は各本棚のジャンルを代表する1冊から引用されている。

那須塩原市図書館みるる

2階は、グループディスカッションや幅広い学習活動ができる「アクティブラーニングスペース」や、個人的な作業や勉強が行える「サイレントラーニングスペース」などを備え、より集中して読書ができる書架空間となっている。

那須塩原市図書館 みるる
那須塩原市本町1-1
公式サイト



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那珂川町馬頭広重美術館

那珂川町馬頭広重美術館

2000年に開館した「那珂川町馬頭広重美術館」は、江戸時代を代表する浮世絵師である歌川広重の版画や肉筆画をはじめ、幕末・明治期の浮世絵版画、日本洋画草創期の川村清雄の油彩画、徳富蘇峰の書など、那珂川町に寄贈された「青木コレクション」を核に約4500点にも及ぶ作品を所蔵・展示している。



那珂川町馬頭広重美術館

貴重な浮世絵を展示するのと同時に、隈研吾による特徴的な建築も当館を特徴づける大きな要素となっている。ルーバーが多用された外観は、広重の名作《東海道五拾三次之内 庄野 白雨》に描かれた雨をイメージしてデザインされたもので、地元産の八溝杉を採用している。内装にも地元産の素材が使われており、壁は烏山和紙、床は芦野石。

町のシンボルとして今後も多くの人に利用してもらいたいという思いから、建築設備の更新とオープン当時の輝きを取り戻すための改修工事が予定されている。必要な資金の一部は、ふるさと納税のクラウドファンディングを実施中。気になった人はぜひ支援を。

那珂川町馬頭広重美術館
栃木県那須郡那珂川町馬頭116-9
公式サイト

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GOOD NEWS

goodnews

2022年に誕生した「GOOD NEWS」は、「森との共生」をキーワードに、約4万3000平方メートルの広大な森の中で、自然を楽しみながら持続可能な街づくりを目指す複合施設。ショップエリアの「GOOD NEWS NEIGHBORS」、インクルーシブな雇用を地域に生み出す「GOOD NEWS FACTORY」、 酪農が盛んな那須地域の魅力が詰まった商品を販売する「GOOD NEWS DAIRY」という3つのエリアで構成されており、食を通して那須の自然や農業に関わることができる。

goodnews

「GOOD NEWS NEIGHBORS」は、日常的に環境問題へ取り組むブランドやメーカーが集うショップエリア。アウトドアギアのショップやロースタリーカフェ、ロスフラワーに新たな価値をつけるアートギャラリーなど、那須初出店も含めた全9店舗が並ぶ。

<写真左>「オニバスコーヒー」の国内では都外初出店となるショップ。焙煎所を併設している。廃棄されるコーヒーの豆かすを練りこんだ左官の床や、倒木の切り株を再利用したハイテーブルとベンチなど、トラフ建築事務所による環境にも配慮した空間作りにも注目だ。

<写真右>広島県尾道市の向島発のチョコレートメーカー、「ウシオショコラトル」。豆の焙煎・製造・販売まですべて自分たちで行っている。空間デザインは芸術家・辰田翔が率いるNMOによるもの。

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「GOOD NEWS DAIRY」は、「バターのいとこ」カフェを中心に、酪農が盛んな那須地域の魅力を発信するエリア。廃棄ホエイのアップサイクルに挑戦するチーズ工房、「森林ノ牧場」のソフトクリーム専門店、那須の老舗旅館「山水閣」によるプリンなどを販売している。

<写真>バターを作る際に大量に生まれる無脂肪乳(スキムミルク)をアップサイクルしたスイーツ「バターのいとこ」の本店。カフェでは菓子の販売だけでなく、スキムミルクを利用した限定のスイーツやドリンクを提供する。

GOOD NEWS NEIGHBORS
栃木県那須郡那須町高久乙24-1

GOOD NEWS DAIRY
栃木県那須郡那須町高久乙2905-25
公式サイト

6

那須ステンドグラス美術館

那須ステンドグラス美術館

石造りの貴族の館(マナーハウス)を模した建物が目を引く「那須ステンドグラス美術館」は、 1800年代中心のアンティークステンドグラスを45点展示するステンドグラス美術館だ。イギリスの風景を彷彿とさせる那須高原の自然に包まれた立地を生かしており、ステンドガラスによる柔らかな光やパイプオルガンの生演奏、アロマの香りなどが館内を満たす。光・香・美・音・風を五感で楽しめるスポットだ。

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那須ステンドグラス美術館

「セント・ラファエル礼拝堂」の壁一面に配されたステンドグラスは圧巻。様々な楽器の音色が楽しめるコンサートやイベントも開催されている。

敷地内にはウエディング会場としても利用できる教会やショップも。オリジナル小物が作れるステンドグラス体験教室も開かれているので、記念に参加してみては?

那須ステンドグラス美術館

栃木県那須郡那須町高久丙1790
公式サイト

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NASU SHOZO CAFE

nasu shozo cafe

カフェブームの先駆けとなった 「1988 CAFE SHOZO」に続く2号店の「NASU SHOZO CAFE」は、那須に行ったら必ず立ち寄りたいカフェの1つ。季節の移ろいを感じる木々に包まれた立地で、こだわりのメニューがいただける。
<写真>広々とした気持ちの良いテラス席。連休など混雑時を除く平日はペットと一緒にカフェ時間を楽しむことも。



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nasu shozo cafe

店内は、レトロな空気を感じるカラフルな家具が設られており、どの場所に座っても居心地良く過ごせるような空間づくりがなされている。丁寧にドリップした深みのあるコーヒーをはじめ、人気のスコーンや卵サンドといった軽食も人気だ。

スコーンをはじめ、クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子、コーヒー豆などは単体でも販売されているのでお土産にもおすすめ。

NASU SHOZO CAFE
栃木県那須郡那須町高久乙2730-25
公式サイト

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ROOMS

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一軒家の1階部分に佇むアンティークショップ。ヨーロッパとインドのヴィンテージアイテムと日本の古道具を取扱っており、現在では使われていないような素材や製法によって作られた家具や雑貨が揃う。近年人気が高まる民藝や木彫りの熊が購入できる店としても注目されており、北海道の木彫り熊作家・佐藤憲治など人気作家による個展も開催している。


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