夏本番が到来! そこでファッショニスタが直面するのが、汗と洋服の問題。実は、気温が30℃の場合、人が室内で汗をかく量は1日約3リットルにも及ぶそう。吸水性の少ない素材だと、衣服の中で汗がダラダラ垂れて体温がなかなか下がらない状態に。

そこで、夏におすすめの素材&おすすめしない素材をELLE編集部がピックアップ。ポイントは、吸水性・速乾性・放湿効果・耐水性。汗を素早く吸い取り、洗濯に強い素材をリコメンド。

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おすすめの素材

おすすめしない素材

まとめ


【IN】 おすすめの素材

【◎】コットン

夏になるとコットン素材のドレスやシャツ、スカートが増えるのにはしっかりとした理由が。コットンは、湿度が高い状況では水分を生地内に吸収し、乾燥状況下では水分を放出するという“吸放湿性”に優れた特徴をもつ。汗をかいても繊維の中に水分を吸い取る性質があるので、菌の増殖を抑え、さらっとした状態を保つことが可能。水に強く、洗濯に適しているのも魅力。

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Jeremy Moeller//Getty Images
street style paris july 2nd, 2023
Edward Berthelot//Getty Images

けれど、コットンはシワになりやすいのが難点。旅行にコットン素材のアイテムを持っていくのならば、ポリエステルがブレンドされた素材のものを選ぶのがベスト。

cotton pieces for the summer season
ハウス オブ ロータス

ハワイアイランドカラーTシャツ -NIIHAU- ¥11,000

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マリリンムーン

タックテクニックシアーコットンスカート ¥27,500

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メゾンスペシャル

マルチウェイツイストTシャツ ¥11,550

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マルティニーク

【REMI RELIEF】16天竺ノースリーブTシャツ ¥10,780/

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プランク プロジェクト

ドレープフロントジャージパンツ¥20,900

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ガリャルダガランテ

アイシーコットンノースリ ¥15,950

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【◎】リネン

リネンは熱を逃がし、水分を吸収し、そして速乾性もある最強天然素材。洗えば洗うほど柔らかくなり、大切に手入れすれば何十年と使えるサステナブルな面も魅力。

fashion photo session in paris april 2023
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linen fashion articles for the summer
ランバン オン ブルー

リネンカールマイヤーワンピース ¥41,800

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ティーチ

ケープ付きリネンショーツ ¥55,000

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アルアバイル

リネンプルオーバーシャツ ¥29,700

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ティッカ

リネンワイドタックパンツ ¥26,400

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ハウス オブ ロータス

リネンテーラードジャケット ¥49,500

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linen fashion articles for the summer
マルティニーク

ウォッシュリネンスカート(セットアップ可) ¥26,400

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【〇】シルク

吸放湿性に優れ、汗をすばやく吸収し、放湿効果があるのでベタつかずさらっと着ることができるシルク。ただし、化学繊維に比べて虫食いやカビの被害に遭いやすく、しみ込んだ汗などをそのまま放置しておくとシミや色落ちの原因になることも。また、コットンやリネンほどの吸水性はないため、湿気が強い日は汗染みがついてしまう可能性もある。さらにそのまま放置した汗染みは一生落ちないと心得るべし。汗をかいたら、20℃くらいのぬるま湯で弱アルカリ性のおしゃれ着洗い洗剤を使って手洗いすれば大丈夫。

street style paris fashion week haute couture fallwinter 20232024 day four
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silk clothing articles for the summer
スローン

18G天竺 シルク ワイドフィットノースリーブポロ ¥35,200

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ブラミンク

シルク7G Uネックベスト ¥55,000

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カオス

ロンダリンパンツ ¥60,500 25,712

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スローン

18G天竺 シルク ワイドフィット 半袖クルーネック ¥30,800

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ブラミンク

シルクオーガンジーパフロングスリーブドレス ¥253,000

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オーヴィル

ビッグリボンブラウス ¥176,000

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【◎】シャンブレー

シャンブレーは、縦糸に色糸を、横糸に色糸を使った平織り生地のこと。綾織のデニム生地と混同されることも多いが、違いは織り方。コットンやリネン素材のシャンブレー生地は軽量で、吸水性、保温性のほか、通気性にも優れている。 夏はデニムの代わりにシャンブレー生地を取り入れてみて。

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chambray fabric articles for the summer
ハウス オブ ロータス

ナチュラルシャンブレーギャザーワンピース ¥47,300

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chambray fabric articles for the summer
マルティニーク

【l’heritage martinique】T/Cシャンブレーシャツドレス ¥48,400

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chambray fabric articles for the summer
アナイ

コットンブロードリボンカフス ブラウス ¥33,000

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chambray fabric articles for the summer
サクラ

リネンコットンシャンブレージレ ¥53,900

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chambray fabric articles for the summer
アルアバイル

【LOULOU WILLOUGHBY】シャンブレー半袖ジャケット ¥36,300

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chambray fabric articles for the summer
イレーヴ

ウールシャンブレーパンツ ¥47,300

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【◎】ジャージー

メリヤス編みのニット生地を指すジャージ素材は、体操服やユニフォームなどスポーツブランドで多く用いられる優秀素材。着心地が快適なことはもちろん、生地がしなやかで肌触りがよく、シワになりにくいのが特徴。コットン同様、水に強く、ざぶざぶ洗濯しても問題なし。

street style paris fashion week haute couture fallwinter 20232024 day two
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jersey material clothing articles
ル フィル

バックメッシュジャージワンピース ¥56,100

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jersey material clothing articles
アナイ

ナイロンジャージーノースリフレア プルオーバー ¥26,400

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プレインピープル

コンパクトプレーンジャージアコーディオンプリーツスカート ¥42,900

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エッセン.ロートレアモン

80 smooth ジャージーポンチョTシャツ ¥18,700

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ミルキージャージー ドレープタンク ¥17,600/スリードッツ

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スタニングルアー

スイムジャージーレッグパンツ ¥26,400

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【OUT】おすすめしない素材

【×】ポリエステル

ポリエステルは汚れにくく丈夫な素材だけれど、汗っかきの人は避けるべき素材。 1950年、化学メーカーの「デュポン」は「奇跡は起こります」というキャッチコピーをつけ、シワになりにくく、耐久性に優れ、涼しく着心地も抜群な素材としてポリエステルを売り出した。’70年代には、「アイロンなしで68日間着続けてもきれいに着られる奇跡の素材」として販売。

Polyester
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しかし、ポリエステルベースの素材は耐水性に優れているぶん、汗をまったく吸収しないというデメリットも。そのため真夏の間は、ポリエステル素材の服は避けたほうがベター。

【×】レーヨン

レーヨンはコットンと木材パルプ、合成繊維を原料とする人工的な素材。とても軽く肌触りも滑らかでシルクのような素材だけれど、ポリエステルと同じく合成繊維なので、 ほとんど吸水性がない。

best worst fabrics sweat summer
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【△】デニム

デニムは耐久性に優れているものの、通気性はあまりよくないので汗をかくとすぐに蒸れてしまう。デニムの替わりに今すぐシャンブレー素材の服を購入して、真夏の間だけはデニムを我慢するのも手。

デニム
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【×】フリース

冬の季節にぴったりだけれど、夏にはおすすめできないフリース。 “サマーウール”と区分されたウールを使用した軽量のフリースは問題ないけれど、通常のフリースはポリエステルの一種から作られた素材。そうなるとお分かりの通り、夏向けでないのは明らか。

street style day 2 new york fashion week
Edward Berthelot//Getty Images

【×】レザー

環境や動物といった倫理的な理由でレザーは避けたほうがいいことに加え、夏とレザーの相性はあまりよくない。というのも、レザーは熱を逃がしにくく保温性も高いので夏よりも冬に適した素材だから。

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レザーはここ数シーズンでストリートで見ない日はないほど人気なアイテム。夏にも着たいのならば、ゆったりとしたシルエットでエコレザー、そして軽い素材感ものを選ぶのがおすすめ。

【△】ナイロン

合成繊維のナイロンは水を弾くように作られている。また、吸水性や磨耗性、速乾性といった面でスポーツウェアやアスレジャーウェアとして取り入られるが、通気性がよくないのが欠点。水際アイテムとして取り入れるのが有効。

best worst fabric sweat summer
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【△】アクリル

ナイロンと同様、アクリルも合成繊維のため温かい素材だ。洋服メーカーの「ソーポート」によると、吸湿性や保水性が高く、伸縮性のある素材だという。しかし、通気性にはまったく優れていない。


まとめ

一概に、合成繊維は吸水性が低いため、真夏は避けたほうがベター。真夏は、吸水性があり洗濯に強い天然繊維をセレクトするのがおすすめ。

From: ELLE UK