パリ、NY、ロンドン、上海、ヘルシンキ、バンコク……。世界10都市のさまざまな場で活躍する女性たちが実践するライフスタイルとは? ファッションから働き方まで、多様な感性や価値観に触れ、日々を豊かにするヒントをお届け。【ニューヨーク編】では、 経営コンサルタント、コンテンツクリエイター、パーソナルスタイリストの3つの顔をもつジャクリーン・チウのライフスタイル哲学を深堀り。『エル・ジャポン』9月号より。
知性と好奇心を原動力に、しなやかに生きるシティライフ
2019年にカナダからニューヨークへ拠点を移したジャクリーン。「経営コンサルティングを本業としながら、コンテンツ制作やスタイリングは情熱の延長上から自然と始めました」と、“好き”を大切にしながら多彩な分野に携わっている。出張続きの多忙な日々のなかでも、どの仕事にも真摯に向き合い、3つの柱を軽やかに行き来する姿勢は、しなやかなクリエイティビティーそのもの。
幼い頃からファッション、ビューティー、インテリアなど、日常の中の美に関心を寄せてきた彼女。洗練された感性とリアルな日常が心地よく交差するそのライフスタイルと働き方に、多くの共感が寄せられている。
ジャクリーン・チウのライフスタイル3箇条✓
☑ オンとオフで、シームレスに愛用できるスタイルが基本
☑ クラシックなアイテムを軸に、ジュエリーや小物でツイストをプラス
☑ いくら買っても足りないほどシューズ好き。装いのバランス役
柔らかなホワイトに包まれたクリーンなリビングルーム
アクセントになっているのは、「ヴィトラ」の“ウィグル スツール”。「よく『猫用のおもちゃ?』と聞かれることも(笑)」。シモン・ボドマー・ターナーや ディヘイン・スタジオなど、ニューヨークの陶芸家たちの器も気分に合わせて飾る。「出張の多い日々だからこそ家の空間づくりは余白を残しています」
ナチュラルに映えるビューティーエッセンシャル
スタイリング同様、メイクも引き算が重要。ニューヨーク発の大人気ビューティーブランド、「ウェストマン アトリエ」のハイライターとアイブロウペンシルがマストアイテム。「このハイライターは軽いカバー力とほんのりツヤがあって、日差しを浴びたようなヘルシーな肌に仕上がるんです」
コーディネートの仕上げは、シューズとリングにこだわり
ベーシックな服が多い分、小物で攻めるのがジャクリーン流。特に靴には目がない。「靴はコーディネートを引き締めてくれる重要な存在。街中をよく歩くのでフラットシューズを選ぶことがほとんど」。
一方で、ジュエリーは遊び心を大切に。「ほかは控えめにして、リングで個性を出すのが好きです」
心くつろぎ、感性を養うニューヨークの旬なスポット
オフの日は、“Me Time”を大切に、セルフメンテナンスや街巡りをしているというジャクリーン。なかでも、「インテリアがとにかく素晴らしく、展示内容もいつも楽しみ」と太鼓判を押すのは「サロン94」。アッパー・イースト・サイドにあるタウンハウスを改築した話題のアドレスだ。
「サント・アンブロウス」では、おやつが欲しいときにクッキーをひと箱買うのが定番。お気に入りのフレーバーはラム&レーズン。
休暇は都会を離れて自然の中でリフレッシュ
自然の中で楽しむスキーが最高の気分転換。「年に数回は滑りに行きます。風を切って山を滑り降りるあの感覚は特別です」。スキーファッションにも抜かりはなく、機能性とスタイルのバランスを大切にしてウエアをセレクト。
三足のわらじで活躍する柔軟なオールラウンダー
自分の好奇心やスキルを掛け合わせ、3つの仕事にやりがいを感じる働き方は、新しい時代のロールモデル。「コンサルでは企業の課題を解決することにやりがいを感じ、コンテンツ制作ではクリエイティビティを発揮できる場所に。異なる仕事のなかにも自分らしいやりがいを見つけ、チャレンジを楽しみます。スタイリングでは服がどれほど人の人生や個性を輝かせる力があるかを実感できます」
1日のスケジュールを拝見!
5:30 起床、ワークアウト
7:30 コーヒーor紅茶
8:00 仕事開始、打ち合わせ
12:00 デスクでランチ
19:00 ディナー
20:00 仕事orリラックス
23:00 就寝
photo:NAOKO MAEDA text:MAKI SAIJO
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