CHOICE BY SAHO
ELLE Digital コントリビューティング エディター。万年ハイヒール、シルエットはタイト、スタイリングのどこかに必ず女っぽさをプラスがMYルール。シースルーと背中見せに弱い。お手本はロージー・ハンティントン・ホワイトリーとヘイリー・ビーバー。
長かった夏も終わり、やっと季節も秋めいてきてきましたね。パリコレ会場で秋のトレンドアウターをリサーチしていたところ、今季はバーンジャケットが大本命のようです。バーンジャケット(barn jacket)は、英語の「barn(納屋)」に由来する言葉。元々は農業や作業の際に着られていた実用的なジャケットで、特にアメリカやイギリスの農村部で着用されていたものがルーツだそう。そんなバーンジャケットが昨今のアウトドアとラグジュアリーをミックスしたコテージコアやカントリーチックなトレンドスタイルと見事にフィット。「ロエベ」や「プラダ」といったトレンドセッターなブランドがランウェイで既に打ち出していました。
バーンジャケットは厚手のキャンバスやコーデュロイ、ツイードといった丈夫な素材で作られ、防寒性や耐久性を重視したデザイン。また、ポケットが多いのも特徴で、実用性を兼ね備えています。
バーンジャケットは、元々ワークウェアとして誕生したため、カジュアルで武骨な印象。あえてガーリーなアイテムと組み合わせることで、女性らしさとラフさを絶妙にミックスしたコーディネートが完成します。
カジュアルよりも上品なスタイルがお好みであれば、ブラウン系ではなくネイビーカラーを選ぶのが正解。色を変えるだけでもグッと大人な印象になります。袖をまくってバランスを取ったり、ヒールを合わせてよりレディライクに着こなしたりするのもすてきですよね。バーンジャケットは、1枚で季節感とトレンドを取り入れられるアイテム。カジュアルでもガーリーでもどんなスタイルにもなじむので、今年のワードローブに加えてみては?