ストリートスナップは、私たちのセンスを磨く身近なお手本。リアルなトレンドをキャッチできるのはもちろん、自分に似合うスタイルでおしゃれを楽しむヒントが詰まっている。

今や、ファッショニスタの生息地はワールドワイドに広がり、 ファッショニスタは世界各地に生息。特にベルリン、ストックホルム、ソウルは、感度の高いアップカミングな「新・トレンド発信地」して注目される。土地柄や国民性ともリンクした、個性豊かな三都市のスタイルを比較。

ベルリン(BELRIN)

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シンプルおしゃれの猛者がそろうベルリン

マリア・バルテチコをはじめ、アレッサ&アンナ・ウィンター姉妹、レア・ナウマンなど、人気インフルエンサーの宝庫。ベーシックなアイテム選びと、凝りすぎないスタイリングで令和のノームコアを代表する。

【Style1】トーン オン トーンの達人

ベルリンのおしゃれで特筆すべき点は、1色もしくは同系色のみでセンスよくまとめるのが抜群に上手なこと。メインとなるのは堅実な定番カラー。今っぽさも小物や着こなしで計算済み。

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洗練されたブラウンのグラデーション技を披露するマリア。
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パンツセットアップの愛用者も多い。
person carrying drinks and a notebook in a casual outfit
おなか見せで、グレーのワントーンにメリハリを出して。
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ベージュの装いは黒小物が引き締め役に。
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左からアンナ、アレッサ、レアも、同系色で統一。

【Style2】極めきったベーシック

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ウエストインとVネックで視線を上に集めて。
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白トップスとチノパンをパワーショルダーでモダンに。
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大胆な透け感で勝負。
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おしゃれ見えしやすい優秀なロング丈アウター。
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シャツはビッグサイズで脱オフィス感を重視。

【Style3】レザーを味方に

硬派でストイックな印象を抱くベルリンスタイルの象徴が、レザーを取り入れた装い。アウターを筆頭にエレガントからハード系まで、幅広いテイストを体現。

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フリルシャツとチェックのパンツに、レザーコートを羽織った辛口なレトロスタイル。
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今季らしい「グランパコア」ど真ん中のレザーブルゾンを主役に。短め丈でスタイリッシュに着こなして。
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ハードボイルドなオールレザー。チェーンバッグやリップで女性らしさも忘れない。
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ラフなカーゴパンツを合わせ、レザーをカジュアルダウン。

ストックホルム(STOCKHOLM)

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ポップなストックホルムが北欧の新聖地


ストックホルムのファッショニスタはカラフルなファッションで独自の感性を発揮。
アイテム自体は正統派のシルエットを選ぶ彼女たちは、ハッピー感がありつつも、トゥーマッチにならない。

【Style1】アウターこそ派手に

寒さの厳しいストックホルムでは、アウターがファッションの中心になることも。着る機会が多いからこそ、個性を主張できるデザイン性にこだわって。

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アウターに加え、ボトムもデザイン性が凝ったものを選び、色・柄の相乗効果を楽しんで。
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落ち着いた印象のネイビー×同系色のコバルトブルーが新鮮。
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足元も、チェックのコートとリンク。
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ウエスタン調のジャケットをミニドレス感覚で着こなして。
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ピンク色が人気。なじみやすい、くすみ系をチョイス。

【Style2】ビビッドカラー推し

発色のよいソリッドな色をコーディネートのワンポイントに。他のアイテムは黒などカラーレスにすると色の存在感が程よく中和されて、スタイリングにもなじむ。

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開襟シャツと、ビッグフレームのカラーサングラスが
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インナーにネオングリーンを投入し、黒のセットアップ姿をキャラ立ちさせて。
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パープルのワンピースは、黒小物と合わせ、よりシックに。
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男女問わず、色使いが巧み。

【Style3】レイヤードで遊びを

ときにはシックなトーンでまとめることも。その場合もシンプルで終わらないストックホルムのおしゃれ女子たちは、素材や意外なバランスの重ね技で、インパクトを残す。

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チュールスカートは中生地をベージュにすることで、レースの模様が際立つ。襟風ネックレスもチャーミング。
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デニムジャケットとパンツの間に花柄のシャツドレスを投入。
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細身スカート×大きめトップスの合わせ技。

【Style4】スポーツマインドを日常に

ユニフォーム風のトップスやフーディーなど、トレンド感のあるカジュアルウエアをデイリーに着こなすヒントが満載。テイストに引っ張られてラフになりすぎないことがポイント。

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サッカーユニフォームを、バギーパンツと合わせたブロークコア。
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デニムも、遊び心のあるユニークなデザインを選ぶ傾向に。
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アクティブな雰囲気でも、足元は高確率で革靴なのが特徴。

ソウル(SEOUL)

city skyline of seoul with namsan tower on a mountain at sunset

攻めの姿勢を崩さないエッジィなソウル

年々規模が拡大するソウルファッションウィークの影響もあって、ストリートのおしゃれ感度が上昇。ダークトーンを基調にテクスチャーや形で変化をつけアジアンモードをけん引する。

【Style1】モノトーンはタフさが信条

ワードローブは黒率が高め。重く見えることを回避するため、カットアウトやシアー素材による肌の露出、白やシルバーとの組み合わせなど強さをキープしながら、抜け感を作って。

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パンツ派とスカート派のジャケットの着こなしを対比。

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ワイルド系レザーアウターが鉄板。
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シンプルなカットソーやタンクトップで上半身はすっきりさせて。
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アジア人の骨格だからこそ、大胆な肌見せもヘルシー。
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グレーを利かせたリンクコーデ。

【Style2】デニム愛が強め

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大胆なダメージが施されて。
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レイヤードには、軽やかなライトブルーを選択。
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Y2Kやストリート感を出したいならカーゴデニムを。
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シャツとデニムのきれいめスタイルも人気。ラインはバギーやストレートなど。

【Style3】ドレスアップ好き

パーティーや特別な日にも活躍するドレッシーなアイテムをふだん着としてコーディネート。ロング丈やセットアップで大人っぽくまとめるのが気分。

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シアーなレーススカートと大きめのシャツがセンシュアル。
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ラメやフェザーを飾ったセットアップで、ドレッシー感をアピール。
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ワイヤーを入れたかのようなフォルムが面白い、フルレングスのキャミソールドレス。小物使いも個性的。