トレッキングシューズ、ボア素材、メタリックカラー……など、2021秋冬コレクションでは旅やドレスアップへの願望などがストレートに映し出された。そこで、おしゃれ好きなら知っておくべき、今季の8大シューズトレンドを色や素材、形別に「エル」が解説! 新たな季節を彩る、あなたにぴったりのお気に入りシューズがここで見つかるはず。
ロングブーツ
かつて一世を風靡したロングブーツ。「今季は来る!」と毎シーズン言われながらもショートブーツの勢いに押され続けていたが、今季ついにトレンドに再来を果たした。同じく今季トレンドのミニ丈ボトムスと合わせた旬バランスルックを提案したのが「ジマーマン」と「ヴァレンティノ」。ミニ丈に抵抗があるという人は、ロングスカートに合わせたり、パンツをインしてマニッシュに着こなして。
パデッドブーツ
今季のハイライトとして注目したいのは、スキーからインスピレーションを受けたパデッドブーツ。アルプスの雪山を舞台にした「ミュウミュウ」、旅と山の魅力に捧げるオマージュとしてスキーコレクションを発表した「ディオール」は、スポーティとメゾンの持つエレガンスを融合させた大胆なルックを披露。「ドルチェ&ガッバーナ」は総パールのミニ丈ドレスにゴールドのパデッドブーツをセットしてとびきりゴージャスに。
トレッキングシューズ
スキーやマウンテンといったアウトドアからインスパイアされたコレクションが目立った今シーズン。そのムードに乗って、突如ランウェイに躍り出たのがトレッキングシューズ。「シモーネ ロシャ」のようにパールが装飾されたり、「ミュウミュウ」のようにクリスタルバックルがついたり、機能性だけでなく都会にも難なく馴染むデザイン性も重要。武骨なミリタリーテイストのトレッキングシューズさえあれば、最旬のスタイリングが手に入る!
ファー・ボア素材
バッグトレンドと同じく、シューズ部門でもファー・ボア素材がトレンド最前線にエントリー。遠くから見たら「生き物⁉」と思うほどのボリューム感がポイント。「ドリス ヴァン ノッテン」はセンシュアルなシルクドレスにファーシューズを合わせて大人の遊び心をプラス。「シャネル」のようにデニムとの組み合わせで都会的なスタイリングに挑戦するのも◎。
プラットフォーム
ブーツスタイルが増え、重厚感のある足もとが増える秋冬。そのなかでも安定感と美脚効果抜群のプラットフォームがトレンドシューズに君臨。コロナ禍により、コンフォタブルなフラットシューズが好まれていたけれど、世の中が少しずつ前に進むにつれて高いヒールがじわじわと存在感を示してきた。秋冬シーズンとあってブーツの提案が目立ったけれど、夏の印象が強いプラットフォームサンダルを、ソックスやタイツを合わせて秋冬も楽しむのも今季はおすすめ。
スリッパ
とはいえ、やはりまだコロナ禍のワンマイルコーデから抜け出せない人も。そんな気持ちを汲み取ったのか、楽ちんさでいったら無敵のスリッパが豊富に登場。スリッパでもファーやボアを使用してシーズンムードたっぷりに仕上げるブランドが多数見受けられた。いつものスタイリングに合わせるだけで、軽やかでエフォートレスなスタイルが完成。
ローファーパンプス
どんな装いにも途端に端正な雰囲気をもたらしてくれるローファー。そんなローファーにヒールがついたデザインは、マニッシュさとフェミニンさを絶妙に兼ね備えるうえ、美脚効果も叶える優秀シューズ。「マックスマーラ」のようなオーソドックスなデザインから鮮やかなカラー使いの「トッズ」や、モノグラムを取り入れた「ヴェルサーチェ」など、個性豊かなローファーパンプスが目白押し。足が疲れづらいチャンキーヒールのためヒール初心者にもおすすめ!
メタリックカラー
黒、グレー、ベージュと無難な色の服を選びがちな秋冬こそ、小物で冒険心を! ドレスアップをして出かける機会が減ったからこそ、デイリーにメタリックカラーを足もとから取り入れて日々のスタイルに煌めきをプラスして。「ジル サンダー」のスタイリングのように、端正なブラックドレスの裾からチラりと見せる技は簡単に取り入れられそう。