秋のファッション計画を立てるなら、まずは最新トレンドのチェックがマスト。そこで今回は、コペンハーゲン・ファッションウィークの会場に集結した、スタイリストやインフルエンサーなどおしゃれ達人の私服を大調査。そこから導き出した、2024年秋にヒット確実な8つのリアルトレンドをお届け。
>>【2025年トレンド】ファッションプロが選んだ、7大流行キーワードを発表!
1. アニマル柄
コペンハーゲン・ファッションウィークの会場ではウェア、バッグ、シューズにいたるまでアニマル柄が大ヒット。旬の柄を主役にしたモード派から小物で投入したおしゃれ達人まで、着こなしはさまざまながら、今年の秋はワードローブにアニマル柄がマスト。
インフルエンサーのマリアーン・テオドーソンは、プリントカットソーにタイガー柄スカートを合わせた最旬ストリートスタイルを披露。
インフルエンサーのティネ・アンドレアは、旬のレオパード柄バッグと凝ったシルエットのジャケットで、デニムスタイルを上級ムードにクラスアップ。
ロマンティックなミニワンピースとレオパード柄ブーツの掛け合わせなら、今どきな甘辛コーディネートが即完成。
カジュアルかつデイリーなデニムスタイルも、トレンド感あふれるアニマル柄トップを合わせればおしゃれ度がぐっとアップ。
マスキュリンなスーチングがスタイリッシュだった彼女。モノトーン調がシックなアニマル柄バッグが、マチュアな着こなしにマッチ。
2. 透け感ホワイト
ホワイトチュールやオーガンザ、白レースなどの透ける素材のウェアが、おしゃれ達人のハートをキャッチ。パンツとのレイヤード術や辛口な小物を駆使することで甘さを抑え、スタイリッシュに着こなすのが今どきなムード。
モデルでインフルエンサーのカティア・トルストヴァは、シアーなキャミソールワンピースをチョイス。ブラックパンツをインに合わせてモード感をブースト。
白レースのスカートとリボン付きシャツを合わせたフェミニンな着こなしは、レオパード柄ブーツとキャットアイ形サングラスでエッジをプラス。
スパンコールで装飾されたシアーなシャツワンピースがおしゃれ度満点。バンドを使ったヘアアレンジや、透け感素材からのぞくロングブーツで甘さをほどよくカバー。
ロマンティックなホワイトワンピースは、ベルトやクラッチバッグ、フリンジ付きブーツといったブラック小物を効かせ、スタイリッシュに着こなすのがこの秋の気分。
3. ユーティリティウェア
先シーズンからじわじわ人気が高まっていた、狩猟やミリタリー由来のユーティリティウェアが、2024年秋はトレンドリスト入り確定。どこかメンズライクでタフなニュアンスを醸すウェアは、スタイリングでフェミニニティをプラスするのが鉄則。
スタイリストのヤンカ・ポリアーニがまとったのは、ショート丈がモダンな「プラダ」のハンティングジャケット。ハイヒールサンダルでフェミニニティを添えたバランス感がおしゃれ。
起業家でインフルエンサーのダーヤ・バラニクは、サファリシャツで秋のトレンドスタイルを先取り。全身をシックなカラーでまとめた色使いがスタイリッシュ。
起業家でインフルエンサーのミーハ・クネジェヴィッチは、ワークテイストのハーフパンツを、鮮やかなピンクニットと合わせてモード&ガーリーなムードにアレンジ。
インフルエンサーのティネ・アンドレアは、「ロエベ」の変形チノパンツをセレクト。ラフにまとったカーディガンで抜け感を演出しつつ、ベルト使いで全身のバランスを調整。エフォートレスでありながら洗練されたムードが漂う、これぞ大人のカジュアル。
4. フェミニンレザー
秋冬ワードローブの定番であるレザーウェア。今シーズンは、“レディライクに着るレザー”がトレンドキーワードに。ランジェリー風ウェアと合わせたり、スカートで投入してみたり、フェミニンなムードでレザーウェアをまとうおしゃれ達人が続出。
モード&ミニマルな着こなしが十八番のスタイリスト、ソフィア・ロー。彼女はメンズライクなレザージャケットを、レースのディテールが効いたセンシュアルなワンピースを合わせることで今どきなムードに昇華。
今年はレザーパンツよりスカートが旬顔。彼女はバックスリット入りのデザインを選び、さらにソフトなニットやメリージェーンシューズを合わせて一層フェミニンなムードに。
ともするとハードな印象に陥るレザーのセットアップ。彼女は、レディライクなタイトスカートとレース付きインナーで、グラマラスかつモードにフィニッシュ。
レザーのロングスカートは、ショート丈ジャケットとの掛け合わせでバランスよく攻略。パイソン柄バッグとパイロット形サングラスでアクセントを添えた小物使いに個性が光る。
5. ブラックロングブーツ
2024年はトレンドシューズとしてロングブーツが要マーク。おしゃれ達人の間では、汎用性が高いミニマルなデザインのブラックロングブーツが高支持率。新たに買い足すもよし、手もちのブーツを活用するもよし。旬のブーツコーデを参考にセンスアップして。
おしゃれ番長のティネ・アンドレアも、トレンドのブーツをいち早く投入。ロング丈アウター×ロングブーツという重い印象に陥りがちな着こなしを、ショート丈ボトムでほどよく肌を見せて軽やかに仕上げたセンスはさすが。
ストライプ柄シャツ×デニムハーフパンツというボーイッシュな着こなしは、タイトフィットなブラックブーツを合わせてモダンなムードにランクアップ。
ユーズドライクなウォッシュドデニムをセットアップでまとった彼女。旬のブラックロングブーツとスポーティなサングラスを合わせ、クールにブラッシュアップ。
ブラックロングブーツをポイントに、感度が高い大人のカジュアルを実践したふたり。今年、ストリートスタイルの足もとはスニーカーよりロングブーツが断然今どきなオーラを発揮できる。
6. ボヘミアン調ベルト
新生「クロエ」 が火付け役となり、この秋はボヘミアンスタイルがブームを巻き起こす予感。そして、おしゃれ達人の間では、スタッズ付きや極太デザインなど、存在感のあるベルト使いでボーホーなムードを取り入れる着こなしが早くもヒット中。
ポケット付きのレザーベルトとバルーンスリーブの白ブラウスのコンビネーションで、トレンド感漂うボーホーなデニムスタイルを完成。
スタッズ使いがクールなボヘミアン調ベルトをプラスすれば、 ミニマルなワンピースの着こなしも旬顔に。足もとのブーツもベルトのムードにマッチしていてグッド。
デニムワンピースとウエストより下目にセットしたベルト使いが、ボーホーなオーラを演出。ベルトと同じくバッグとブーツもブラウンレザーを選んだことで、シックにまとまっている。
アートディレクターのフィアは、レースのミニワンピースにシンプルなデザインの太ベルトをプラスして、モダンなボヘミアン調スタイルに。ベースボールキャップでストリートライクな味付けをして個性をブースト。
7. ビッグバッグ
長らく続いたミニバッグブームの反動か、存在感抜群のビッグバッグがトレンドリストに浮上。トートバッグもチェーンバッグも、サイズアップしたフォルムをラフに携えるだけで、秋の着こなしに新鮮なオーラをもたらしてくれる。
シック&ミニマルにまとめた着こなしは、ビッグサイズのレザーボストンをラフに肩がけしたことで、洗練されたムードがさらにアップ。
インフルエンサーのアナベル・ローゼンダールは、「サンローラン」のビッグなスエードバッグとアニマル柄パンプスで、エレガント&モードなトレンチコートのおしゃれを完成。ベージュトーンで統一した色使いも洗練度が抜群。
個性派インフルエンサーのリヴィア・ヌーネス・マルケス。大胆なほどにビッグな「ボッテガ・ヴェネタ」のショルダーバッグでインパクトを演出した着こなしが、彼女ならでは。
起業家でインフルエンサーのダーヤ・バラニクは、大きめサイズのボストンバッグを小脇にラフに抱え、ミニマルなスーツスタイルに旬のエッセンスをプラス。
8. Y2Kブランドバッグ
引き続き注目のY2Kテイストは、バッグで取り入れるのがホットな選択。「ルイ・ヴィトン」の“モノグラム・デニム”や「バレンシアガ」“ル シティ”を筆頭に、2000年代初頭に大ヒットしたブランドバッグのリデザイン版やユーズド品の人気が再熱!
“モノグラム・デニム”がアイコニックな「ルイ・ヴィトン」のボストンバッグと、ミニスカート×デニムのレイヤードでY2Kムードなファッションを満喫。
2024年に復活を遂げ、改めて注目を集める「バレンシアガ」の“ル シティ”。彼女は話題の“it”バッグと、ボヘミアン調のフリンジスカートでデニムスタイルをモードにアップデート。
定番のデニム×デニムの着こなしも、「ルイ・ヴィトン」の“スピーディ”とマイクロミニスカートの効果で、Y2Kオーラを放つ上級ストリートスタイルに昇華。
そろってボヘミアン調ワンピースをまとったふたり。写真右の彼女は、デニム地の「フェンディ」“バゲット”とウエスタンブーツを合わせた小物使いが、おしゃれ度満点。
写真左上から時計回りに チャームでデコった「ルイ・ヴィトン」“スピーディ”、スパンコールがきらめく「フェンディ」“バゲット”、今また人気沸騰中の「ルイ・ヴィトン」の“モノグラム・デニム”バッグ、復活発売で話題の「バレンシアガ」“ル シティ”。
写真左上から時計回りに ハート形ミニバッグで個性をブーストした「バレンシアガ」“ル シティ”、「ルイ・ヴィトン」のミニサイズ“スピーディ”、アクセント役に最適なブライトカラーの「バレンシアガ」“ル シティ”、Y2K時代にブームを巻き起こした「マーク ジェイコブス」の“ザ スタム”バッグ。