季節の変わり目、お気に入りのデニムや仕事着の定番スタイルを一新したいなら、まずはバッグに投資してみるのがおすすめ。存在感のあるデザインのバッグは、いつもの着こなしに洗練された雰囲気やリラックス感を手軽にプラスしてくれる。2025年春夏はクラシックなシルエットから遊び心のある質感、大胆なカラーリングまで、さまざまなニーズに応えるデザイナーズバッグが登場した。
ここではUS版『ELLE』が今季の最重要バッグトレンド8つを厳選して紹介。実用性を重視する人も、個性を表現したい人もぜひチェックして。
1.何でも詰め込めるトートバッグ
ゆったりしたトートバッグは実用性と汎用性を兼ね備えた、永遠のマストハブアイテム。持ち物をすべて収納できて、ノートパソコンだって持ち運ぶことができる。今シーズン、デザイナーたちはクラシックなトートバッグを洗練された質感、ユニークなフォルム、鮮やかな色彩で再解釈。「ザ・ロウ」は超ミニマルなデザインを提案。「ボッテガ・ヴェネタ」や「ケイト」では編み込まれたイントレチャートやしっとりと滑らかなレザーの質感で、定番アイテムがラグジュアリーな雰囲気をまとって登場した。
2.ソフトな質感のスエード
柔らかくしなやかな質感で、使い込んだような風合いを与えてくれるスエード。擦り切れや引っかき傷がつきやすい素材だけど、だからこそレトロな魅力が引き立つ。「ミュウミュウ」は2025年春夏コレクションで、スエード素材をフィーチャーし、さまざまな形やサイズで提案した。また、「JW アンダーソン」も新たにスエード製“ローファーバッグ”を発表。ラグジュアリーメゾンからヴィンテージ、高級感のあるハイストリートブランドまで、あなたのお気に入りを豊富な選択肢から選ぼう。
3.コンパクトでシックなクラッチバッグ
他のノスタルジックなアイテムと同様に、クラッチバッグがランウェイに華々しく復活。今季は構築的なデザインが数多く発表された。「ケイト」と「ガブリエラ ハースト」では、ヴィンテージ感漂う四角いフォルムのトップハンドルバッグが登場。「グッチ」は、シグネチャーカラーである“ロッソ アンコーラ(深い赤)”のリストストラップ付きタイプ、「ジル サンダー」は脇の下にすっきりと収まるエンベロープ型のシルエットを提案している。クラシックとモダンが融合したコンパクトなクラッチバッグは、今季のスタイルの鍵。
4.クラシックな曲線美のボウリングバッグ
スポーティなボウリングバッグが2025年春夏コレクションでランウェイを再び席巻。「ミュウミュウ」、「ジル サンダー」、「エルメス」は、よりリラックスした印象に仕上げるためにエッジを柔らかく仕上げた一方、「ルイ・ヴィトン」と「ザ・ロウ」は、洗練されたコンパクトなバリエーションを発表した。かっちりとしたスタイルにもリラックスしたスタイルにも使えるこの万能バッグは、春夏シーズンにぜひ手に入れたい逸品だ。
5.明るく大胆なカラーパレット
鮮やかで気分を高揚させるカラフルなバッグが今シーズン大人気に。各ブランドから春夏にぴったりの明るい色のバッグが登場した。「クロエ」が春らしい優しいパステルカラーを提案したほか、「フェラガモ」はブランドの代名詞である大胆なレッドを今季も採用。「トッズ」と「ボッテガ・ヴェネタ」では目を引くレモンイエロー、「ロエベ」は爽やかな季節のイメージに合うシャーベットカラーを豊富にラインナップした。
6.質感のあるアニマルプリント
レオパード柄やフェイクスネークスキンが現代的なアイテムにヴィンテージ感を添える素材として人気急上昇。“モブワイフ”トレンドや、ヴィンテージ風アイテムへの関心が高まる近年、手頃な価格帯でゲットできるこのバッグはぜひ手に入れておきたい。アレッサンドロ・ミケーレが手掛ける「ヴァレンティノ」のノスタルジックなデザインから、「ドリス ヴァン ノッテン」のチェリーレッド&ブラックのカラーバリエーション、「ジャクムス」のエメラルドグリーンの鮮やかな色使いまで、さまざまな種類の色や形から選んで。
7.個性を主張するベルトバッグ
バッグにベルトを巻き付けたスタイリングは今シーズン最も注目の小物トレンド。「プラダ」の2024年秋冬コレクションで重要小物として登場したこのデザインは、今季ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズによって再解釈され、スタッズ付きベルトでよりシャープに進化。「プロエンザ・スクーラー」や「トーテム」、「フェラガモ」、「エルメス」もそれぞれ独自のアレンジを披露した。
8.夏の必須アイテムかごバッグ
夏のワードローブに欠かせないかごバッグ。なかでもラタンはビーチっぽさと都会的な雰囲気を両立させる最適な素材だ。定番の選択肢としては「ロエベ」の夏恒例のカプセルコレクション“パウラズイビザ”がおすすめ。また、「ザ・ロウ」の新作は上品なバスケットバッグを鮮やかなエメラルドグリーンで提案した。さらに「ジャックムス」はストライプ柄に編み込んで、端をフリンジに仕上げた三日月型のバッグを発表。海辺らしさと遊び心がたっぷりのデザインは夏気分を盛り上げてくれること間違いなし。