【2024年流行ファッション総集編】 知らなきゃヤバい、おしゃれトレンド用語17選

1. カウボーイコア
2. ギークシック
3. ブラット・サマー
4. 「アディダス」“SL72”
5. 「プーマ」“スピードキャット”
6. カプリパンツ
7. ジョーツ
8. ジェリーサンダル
9. バレエシューズ
10. バーンジャケット
11. バレルレッグジーンズ
12. チャームデコ
13. デミュア
14. バブルヘムスカート
15. モカ・ムース
16. ボーホーシック
17. スカーフマニア

特徴的なフリンジやレザーアイテム、カウボーイブーツ、そしてカウボーイハットなどを取り入れた“カウボーイコア”。トレンドのきっかけとなったのはビヨンセの最新アルバム『カウボーイ・カーター』のプロモーションにて、ウエスタンスタイルが取り入れられたこと。それからベラ・ハディッドやキム・カーダシアンらがカウボーイハットを私服に取り入れたり、「ルイ・ヴィトン」が2024秋冬メンズコレクションで“ラグジュアリー・ウエスタン”を提案したりと、このトレンドに拍車をかけた。

メガネにカーディガン、タイトスカートというクリーンかつギークなスタイルを大々的に提案した「ミュウミュウ」が火付け役となった“ギークシック”。BLACKPINKのジェニーやベラ・ハディッドといったトレンドセッターのセレブまでがこぞってどこかオタクっぽいメガネやポロシャツを取り入れた。黒縁メガネ、クラシックなポロシャツ、ベーシックなニットといったアイテムを主軸に、どこか懐かしさを感じさせる“ギークシック”は、瞬時に2024年を象徴するムーブメントのひとつに。

チャーリー・XCXの最新アルバム『BRAT』がきっかけに2024夏のビッグトレンドとなったのが“ブラット・サマー（Brat Summer）”。“Brat”とは悪ガキという意味で、このトレンドは周りの目は気にせず、どこか反抗的で大胆に個性を表現し、自分らしさを解放するスタイル。チャーリーがアルバムのジャケ写に使用したアシッドグリーンも共にitカラーとして多く取り入れられた。チャーリー自身がSNSで「kamala IS brat（カマラはブラット）」と投稿したことがきっかけで、ハリス米副大統領は大統領選中にこのトレンドをキャンペーンに積極的に取り入れ大きな社会現象ともなった。

2023年に引き続き今年もスニーカー人気の熱は収まらず。その中でも新たなitスニーカーとして注目を集めたのが「アディダス」の“SL72”。1972年のミュンヘンオリンピックのためにデザインされたモデルで、軽量でありながら優れたグリップ力を誇り実用性も文句なし。レトロなカラーパレットが特徴で、セレブやファッショニスタたちは普段のコーディネートにポップな差し色として“SL72”を取り入れていた。

「アディダス」“SL72”に続き、カルト的人気を見せたのが「プーマ」の“スピードキャット”。2024年6月、従来のスエード素材はそのままに、つま先部分に“キャット”ロゴを追加しデザインと機能性をアップグレーとした“スピードキャット OG”が登場。エミリー・ラタコウスキーやデュア・リパが愛用したことでも注目を集め、発売されると即ソールドアウトという人気ぶり！　現在はブラックのみ在庫があるので気になる人はチェックしてみて。

オードリー・ヘップバーンが愛したパンツスタイルの代名詞、カプリパンツがトレンド最前線へ返り咲き！　ジジ＆ベラ・ハディッド姉妹が私服でカプリパンツを取り入れ始めたこともトレンドの後押しに。オーバーサイズのシャツやジャケット、スポーティなブルゾン、バレエシューズ、ヒールなどファッショニスタたちが合わせているアイテムはさまざまで、汎用性の高さは一目瞭然。どんなスタイリングでもクラシックな印象を残すのが魅力のカプリパンツ、来年の春夏でもトレンドに残るのか要注目。

ジーンズとショーツを掛け合わせた“ジョーツ”が、2024年夏のストリートスタイルを席巻。膝上からふくらはぎ丈までのカジュアルなデニムショーツを、スニーカーでとことんカジュアルに着こなしたり、ジャケットやヒールと合わせてクラスアップさせたりする海外セレブが急増した。リラックス感とトレンド感を両立したジョーツは、2024年の夏のマストアイテムとなった。

2024年の夏のファッションシーンを語るうえで欠かせないアイテムとなったのがジェリーサンダル。PVC素材の懐かしい雰囲気を持ちながらも、「ザ ロウ」がモダンな感覚で蘇らせたこのアイテムは、瞬く間にトレンドの主役に。その特徴的な透明感やカラーバリエーションは、リゾートスタイルからモードな装いまで幅広く取り入れられ、多くのファッショニスタを虜にした。

まだまだ人気が続いている“バレエコア”の代表的アイテム、バレエシューズは2024年全体を通してマストハブとなった。リボンがついたフェミニンなものから日常に取り入れやすいシンプルなレザーのものまで幅広く登場した中で特に注目を集めたのは、「アライア」のメッシュのバレエシューズ。クラシックなバレエシューズにモダンなエッジを加え、多くのファッショニスタの心を掴んだ。

元々は農作業用として使われていたバーンジャケットは、厚手のキャンバスやコーデュロイ、ツイードといった丈夫な素材のため防寒性や耐久性もばっちりなうえ、ポケットが多いので機能性も抜群。「プラダ」や「ロエベ」が2024年春夏コレクションにて無骨な印象のバーンジャケットをシースルースカートや花柄のドレスとスタイリングしていた。それをお手本に、ファッショニスタたちもガーリーなアイテムと組み合わせてアウトドアxフェミニニティなスタイルを楽しんでいた。

2024年、デニムのトレンドに新たな風を吹き込んだのがバレルレッグジーンズ。人気の火付け役となったのが「アライア」。2024年秋冬コレクションで発表したバレルレッグジーンズがファッショニスタたちの心を鷲掴み！　丸みを帯びた独特のシルエットとリラックス感のあるフォルムのバレルレッグジーンズは、今年のファッションシーンを象徴するアイテムのひとつ。ストレートでもスキニーでもない程よいボリューム感が特徴で、足元に向かってわずかに絞られるラインが脚をすっきりと見せるため、どんなシューズとも相性抜群。

2024年後半は、バッグをとにかくチャームをつけて“デコる”のが一気にブレイク。きっかけとなった「ミュウミュウ」のバッグをはじめ、自身のお気に入りのバッグにキーホルダーやチェーン、リボンなどを重ね付けして、よりパーソナルなものにカスタマイズするのがビッグトレンドに。ルールはなし！　とにかく自分の好きなものでデコレーションをして思い切り個性を表現して。

海外のSNSで注目を浴び、社会現象にもなったitワード、“デミュア”。前述した“ブラット・サマー”への反動として浮上したトレンドでもあるデミュアは、過度な装飾やロゴ、カラーよりも控えめで洗練された装いのこと。“クワイエット・ラグジュアリー”とも共鳴するトレンドとして、タイムレスで上品なスタイルを表現する言葉としてファッション界に今後も君臨していくのかが気になるところ。

2024年の最旬ボトムスといえば、裾にボリューム感があり丸みを帯びたシルエットが特徴のバブルヘムスカート。「シモーネ ロシャ」や「ミュウミュウ」といったブランドが立体的なシルエットを活かしたエレガントなルックを提案し、トレンドの火付け役に。レッドカーペットでも取り入れる海外セレブも急増。レトロな要素を現代的な感性で蘇ったバブルヘムスカートは、カジュアルなシーンからオケージョンまで幅広いシーンで見られた。

2024年秋冬シーズンのトレンドカラーといえばブラウン。黒に変わる新・定番カラーとしてストリートを支配。タイムレスな魅力を放ち、上品で洗練された雰囲気をもらたすブラウンは、同じく同時期にトレンドとなったデミュアとの相性も抜群。

パントン（Pantone）社が発表した2025年のカラー・オブ・ザ・イヤーも、優しく包んでくれるような安心感を与える“モカ・ムース”！　まさに2024年を象徴するカラーとして多くのファッショニスタの心を掴んだ。

エスニックとモダンを融合させたボーホーシックが、2024年秋冬のトレンドとして復活！　「クロエ」の新クリエイティブ・ディレクター、シェミナ・カマリが手掛けた2024秋冬コレクションをきっかけに、刺繍ディテールやフリンジ、チュニックドレスといったアイテムが注目を集めた。ケイト・モスやシエナ・ミラーらが牽引した2000年代のムードを思わせつつ、現代的な洗練をプラスしたボーホーシック。都会の洗練と自由なスピリットを体現するスタイルとして、ファッションシーンを彩った。

首に巻いたり、バッグをアクセサライズしたり、ベルトとして使ったり、使い道は無限大のスカーフ。今年はそのスカーフを頭に巻いてレトロシックなスタイルを楽しむのがトレンドに。BLACKPINKのジェニーからヘイリー・ビーバーまで、トレンドセッターの海外セレブがこぞって取り入れたこのスタイルは、柄や巻き方を少し変えるだけでもグッと違う雰囲気に。いくつもスカーフを集めてしまったという人も多いのでは？

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