涼しい森の中で、焼きたてのパンを頬張る幸せ
2025年7月4日、「TruffleBAKERY(トリュフベーカリー)」が山梨県・南⼋ヶ岳にオープン。広大な敷地から発信する、新しいパンカルチャーとは?
「トリュフベーカリー」はヨーロッパの⾼品質な専⾨⾷材を取り扱うオンラインショップ「ハイ食材室」を運営する「ドレステーブル」が手掛けるベーカリー。2017年12月の東京・門前仲町の本店オープンを皮切りに、広尾や三軒茶屋、大阪、香港まで国内外で26店舗(※姉妹店含む)を展開してきた。
2025年7月4日、山梨県に誕生した「トリュフベーカリー南八ヶ岳」は広大な敷地内にベーカリー、ラボ、カフェ、ミニライブラリーを有する国内最大店だ。
ベーカリーエリア(写真)は別名「パンと水の研究所」。パンを販売するほか、八ヶ岳南麓の水を使った新作パンの開発拠点となる。
「南八ヶ岳に開店した理由はずばり水です。パンの約40%は水。だから⽔のおいしさがパンのおいしさに直結すると思ったんです」とCEOの丸岡武司さん。
日本百名山のひとつで標高の高い八ケ岳は、言わずと知れた良質な天然水のふるさと。丸岡さんいわく、八ヶ岳の天然水はリンをとりわけ豊富に含み、この成分がパン酵母の働きを強めるのだそう。
ベーカリーは毎週金、土、日の3日間のみ営業。約40種類のパンのほとんどがここでしか食べられない限定パンだ。
看板商品は小麦の甘みを引き出す独自のアロマ湯ゲルとレーズン酵母を使い、大きな石窯で焼き上げるカンパーニュ「TruffleBAKERY」(ホール¥1,814)。イートインならこのカンパーニュのスライスに地元の具材をのせたタルティーヌ(¥613)は外せない。
写真の「八ヶ岳のロッキーロード」(¥864)はカリっと香ばしくトーストしたライ麦のパンで、くるみやマシュマロをクーベルチュールチョコレートで絡めたフィリング、ロッキーロードをサンド。ゴツゴツした食感、自由な組み合わせにワクワクする。
ほかにも歯切れのよい高加水の「天然水ブレッド」(¥580)や八ヶ岳の牛乳をたっぷり使った「白トリュフの塩パン version八ヶ岳」(¥281)など目移り必至。
内田洋一郎や吉田昌平など現代作家によるアート作品に囲まれたカフェエリアは明るく居心地のよい空間。端々にインテリアを担当したスタイリスト作原文子さんのセンスが光る。
天然水で淹れたドリップコーヒーや天然水レモンソーダ、宇治抹茶ラテなどの限定ドリンクが楽しめる。スイーツ好きは八ヶ岳ソフトクリーム(ミルク¥540、コーヒー¥702)も要チェック。
2026年春以降は同じ敷地内にレストランやパティスリーもオープンする予定だそう。東京からは車で2時間半ほど。都内よりもぐっと涼しく感じるパンの楽園へこの夏出かけてみて。
TruffleBAKERY南八ヶ岳
山梨県北杜市大泉町西井出字石堂8240-6728JR小海線甲斐大泉駅から徒歩25分 / 長坂ICから車で15分、駐車場あり営業時間:8:00〜17:00定休日:火・水曜(※ベーカリーは金・土・日曜、祝日のみ営業)インスタグラム:@trufflebakery_yatsugatake
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