「ルイ・ヴィトン」2025-26秋冬メンズ・コレクションのショーのためにパリを訪れたスケートボーダーの堀米雄斗さん。ELLEと過ごしたショー当日のパリ散策から、ショーの様子までをインタビューと共にお届け。
金メダル2連覇を叶えたパリは特別な場所
1%の可能性にかけて挑んだ大技で大逆転を決め、大会2連覇を果たしたパリ2024オリンピック。堀米さんにとって、パリは特別な場所だ。
「おしゃれな街という印象が強いですね。初めてここに来たときからオリンピックを目指していたので、自分にとっては特別な場所でもあります」。今回で4回目となるパリで、初めて訪れたサン・マルタン運河を散策。橋の上から景色を眺めたり、水面を泳ぐ白鳥を興味津々に動画に収めたり――スケートボードとともに歩んできた彼にとって、パリは思い出深い場所であるとともに、インスピレーションの源となっている。
MYスタイルはいつでもスケートができる装い
「スケートボーダーなので、いつでもスケートができるスタイルが基本ですね」と、自身のスタイルを語った堀米さん。インディゴブルーが映えるダミエ柄のジップアップジャケットに、カーゴパンツを合わせたスタイリングがリラックスしたムードを漂わせる。ファレル・ウィリアムスによるアイコニックなバッグ、“スピーディ P9”をアクセントにすれば、彼らしいストリート×ラグジュアリーなスタイルが完成。
“旅”という共通点からインスパイアされることは?
世界中を旅する堀米さんと、スーツケースを起源とするメゾン「ルイ・ヴィトン」には、“旅”という共通点がある。
「小さい頃から憧れだったブランドと一緒に旅ができるのは、とてもうれしいですね。『ルイ・ヴィトン』と一緒に時間を過ごすことで、自分ももっと上を目指さなければと気持ちを奮い立たせてくれます。ショーやイベントに参加して新しいアイデアに触れ、もっとクリエイティブになりたいと、いつも刺激をもらっています」
強さの秘訣は“自分のペースを保つこと”
パリにあるスケートパークを訪れ、一番リラックスした表情を見せていた堀米さん。パリで自由に滑れるとしたらどこがいい?という質問に、少し考えて「エッフェル塔の近くにスケボーができるスポットがあるので、そこで滑ってみたいです」と答えてくれた。
パリ五輪の逆転Vで日本中に感動を届けてくれた堀米さん。その驚異的な集中力やプレッシャーに負けない秘訣はどこから来るのだろうか。
「緊張感は常にありますが、その緊張を逆に集中力に変えるようにしています。精神的にとてもきついことが多いですし、特にオリンピックが近づくとプレッシャーもどんどん増えていきます。そういう時こそ普段の練習や友達との時間をとても大事にしています。そこでモチベーションを上げられる環境を作ることを意識してます」。どんなに厳しい状況でも、自分のペースを保つこと――それが彼の強さの本質なのかもしれない。
2025年の目標を聞くと、「歴史が一番長い大会、タンパプロが4月にあるので、その大会で3連覇できるように頑張りたいです」と語ってくれた。
「ルイ・ヴィトン」のショー会場、光り輝くルーヴルへ
ネイビーからパールピンクのスエードジャケットへと衣装チェンジし、洗練されたムードを演出。クラシックなシャツとのレイヤードやカーゴパンツに合わせたレザーローファーがパリらしいエスプリをプラス。シャンパンボトルを運ぶために製作された“ノエ”バッグから着想を得て、ファレルがデザインした新作バッグ“ノエ・カーゴ”が全身のアクセントに。
豪華3ショットをショー会場でキャッチ
会場ではアーティストの村上隆さんや、ブランドのアンバサダーを務める平野紫耀さんとのスリーショット。「ルイ・ヴィトン」2025-26秋冬メンズ・コレクションは、メンズ クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスが、長年の友人であるNIGO®とコラボレーションしたもの。
「ファレル・ウィリアムスとNIGO®さんのコラボレーションによる今回のコレクションでは、着てみたい服がたくさんありました。特にトレンチコートやキラキラと光るモチーフ、桜のモチーフがすてきでした。またバッグに日本語で書いてあるレターがユニークで印象的でした。今までのコラボレーションの歴史やファレルとNIGO®さんが大切にしていたアーカイブを見ることができたこともうれしかったです」と堀米さん。
お気に入りルックは、「ブランドのロゴがとても印象的だったジャケットのルックは、スケートの時に着用してみたいですね。デザインがとてもすてきだったニット&ジーンズも動きやすそうだなと思いました。NIGO®さんがショーで着用されていた服もとても気になりました。伊勢エビのバッグもユニークですよね」
「スケートボードを通して、若いスケーターたちが夢を叶えられるように支えたい」と語る堀米さん。次なるフェーズを目指してますます進化していく堀米さんと、「ルイ・ヴィトン」のケミストリーは今後も楽しみにしたい。
問い合わせ先
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
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Photo: YUSUKE KINAKA(excluding skatepark shot and runway looks) Video director: SHINSHIN 1st AC: JIRO 2nd AC: TAITO KAWATA Photographer & Polaroid for Movie: RAYAN NOHRA Photographer assistant for Movie: JEANNE ZHANG Colourist: fmlik Sound design: SHUHEI WATSUKA Hair & Makeup: MIYUKI GO Coordination: MASAE TAKANAKA Video Producer: TOMOHIRO YASUDA / Hearst Digital Japan Fashion Editor: SAHO KAMIOKA