初めてのパリ、ショーへのカウントダウン
パリを訪れるのは初めてだという道枝さん。短い滞在の中でも、さまざまなことを吸収しようとする姿勢が力強い視線に表れる。会場となったパリのアラブ世界研究所にはメゾンのアンバサダーを努めるフリーン・サローチャやジェフ・サター、「ヴァレンティノ」のクリエイティブ ディレクターとも親交の深い俳優のジャレッド・レトなど、豪華セレブリティが集結。
ショー当日は、「ヴァレンティノ」のコードを反映したスタイルで
当日は「ヴァレンティノ」2025年フォールコレクションより、パイピングを効かせたセットアップにフリルカラーのシャツを合わせ、クラシカルなムードをまとわせて。「グローブが新鮮」と語る本人の言葉通り、スタイリングの決め手となるレースのグローブでフェミニンなエッセンスをプラス。
「ヴァレンティノ」2025-26秋冬コレクション、“ル メタ テアトロ デ アンティミテ”
2024年4月に「ヴァレンティノ」のクリエイティブ ディレクターへ就任したアレッサンドロ・ミケーレ。華美で装飾主義的でありながら、そのディテールにはしっかりと物語を秘めており、人の服の関わりや、生活におけるファッションを哲学的に見つめ直したコレクションを展開するのが彼のセオリーでもある。
今季の会場セットのテーマは公衆トイレ。ショー中には真っ赤に染まった会場壁際のドアから、縦横無尽にモデルが登場する仕掛け。
「初めてのパリ、初めてのファッションショーと“初めて”尽くしの時間で、刺激をたくさんもらいました。モデルの方たちがどこからどう出てくるのか分からないショーの演出も印象的でした。また、こういったグローバルな場に呼んでいただけることは、僕という存在を広く知ってもらえるチャンスにもつながると思っています。すべての経験を糧にしていきたいです」(道枝さん)
リアリティーあふれる空間と、技巧を凝らしたルックの数々。そのコントラストに目まいがしそうになるのは、1月に発表された「ヴァレンティノ」2025年春夏オートクチュールコレクションに通じるよう。自己と向き合うことで、アイデンティティーと親密な存在であるファッションはきっと、さらに躍動する。
「ヴァレンティノ」25/26年秋冬コレクション“ル メタ テアトロ デ アンティミテ (LE MÉTA-THÉÂTRE DES INTIMITÉS)”、ファッションショーの全貌はこちらからチェック!
空港で撮影した、秘蔵コメントも!
パリ出発前に空港で撮影した道枝さんのスペシャルコメントをELLE独占で公開。エアポートルックのアクセントになった、キュートなキーホルダーに注目!
問い合わせ先
ヴァレンティノ インフォメーションデスク tel. 03-6384-3512
https://www.valentino.com
model:SHUNSUKE MICHIEDA video director:SHINSHIN dop:NAOYA TOITA assistant:EIICHIRO AOKI lighting director:SHOTA KAMEI composer/sound design:LISA REMAR retouch:YUKINO TAKEUCHI/Hearst Digital Japan video producer:TOMOHIRO YASUDA/Hearst Digital Japan fashion editor:CHISATO YAMADA, SAHO KAMIOKA/ELLE Japan