英国発の「オクトパスエナジー」が目指すリーズナブルで地球に優しい電力とは?
電力会社を変えることが地球を守るアクションとして大きな一歩になると聞いたことがある? 例えば、ピンクのタコが目印の「オクトパスエナジー」。代表の中村さんに、このサービスの特徴を聞いた。
低価格を実現する最新のデジタル技術

「社員もELLEの読者さんと近い30歳前後のメンバーが多く、ピンクのタコのキャラクターイメージやSNSでの広まりから、若い世代に注目していただいています。特徴としてはまず実質再エネ100%という環境への良さ、そして価格の安さ、さらにパーソナルな顧客サポートが挙げられると思います」
サステナブルな電力は高いのではないか、と考える人も多いと思うが、実は逆転現象が起きつつある。「化石燃料のほとんどは輸入のため世界の政治経済の影響を受けますが、再エネは風力や水力、太陽光など、国産が中心。世界情勢に振り回されない安定性も注目されています」
特に「オクトパスエナジー」が低価格を実現しているのは、最新のデジタル技術によるもの。「全ての処理を1システムで対応できる画期的なシステム“クラーケン”の開発がカギになっています。業務効率化によるコストダウンとともに、人々のライフスタイルの変化を受けたサービスを即座に提供できます」
利用者も一緒に参加して、未来を変えるエネルギー

「シンプルなシステムを生かし、お客様一人一人に担当がつくコンシェルジュサービスを行っています。窓口がわからない、たらい回しにされるなどの不便さを解消しました」。同時に、AIによるスピーディな対応など、さまざまなニーズに対応する仕組みがある。
再エネを選ぶことはライフスタイルを見つめるチャンス、と中村さん。「再エネは“たくさん蓄電できない”という特性から、使い方に工夫の要るエネルギーでもあります。その解消のためさまざまなプランを用意していますが、一人一人の暮らしのなかでも、洗濯やEVの充電にタイマーを使う、日中は外出するなど、電力を使うタイミングをスライドさせる工夫をしてみると、電気代もセーブできるうえ、社会全体のエネルギーの無駄も減らすことができます。こんな心がけがきっかけとなって、暮らし方の意識が高くなることこそ、サステナブルな未来づくりの一歩ではないでしょうか」
〈写真〉日本法人オクトパスエナジー 代表取締役社長 中村 肇
英国発のエネルギーテック企業

「お財布にも地球にも優しい電力を、テクノロジーの力でよりスマートに届ける」ことが「オクトパスエナジー」のミッション。リーズナブルな価格を支える大きな要因が、自社開発のAIプラットフォーム「クラーケン」。最新のデジタル技術により、請求関連からメーター管理、顧客管理、顧客対応履歴など全てを一つのシステムで完結できるのが特徴。業務効率化に加え、ユーザーのライフスタイルに応じた多様なプランを柔軟に作り出すことができ、一人一人が最適なプランを選べる仕組みを可能にした。
2016年に創業した「オクトパスエナジー」は、9年で英国内シェア24%を獲得、英国最大の電力サプライヤーに急成長(2025年1月時点)。消費者団体「Which?」では8年連続「推奨プロバイダー」を獲得し、現在世界中で900万世帯にサービスを展開する。日本では2021年に「東京ガス」と「オクトパスエナジー」の合弁会社を設立、沖縄を除く全国でサービスを展開し、約40万以上の世帯に選ばれ、Googleレビューで4.4の高評価を獲得!(2025年6月現在)
日本で地域との取り組みが拡大中

再生可能エネルギーの発電所をもつ地域との連携を始め、再エネを推進するための取り組みも積極的に行っている。2025年4月から3年間群馬県と地産地消モデルを提携し、群馬県企業局の水力発電所で生まれた電力の県内でのPPA(電力購入契約)を開始。
また、Jリーグチームの「鹿島アントラーズ」とパートナーシップを結び、日照時間が長いという地域特性をもつ茨城県内の太陽光発電エネルギーを生かし、ホームスタジアムやクラブハウスの電気に採用することが決まった。
〈写真〉上/今年4月のアースデイではブースを出展し、自転車発電チャレンジなどを実施。 下/鹿島アントラーズとの提携を通し、サッカーファンにも再エネを身近に感じてもらうことを目指す。
NEWS

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Text : YURICO YOSHINO